地元の方の情報で、ナンバンギセルを見に行ってきました。
ススキ草原の一部でした。少し花期には遅かったのですが、驚異的な密度で群生していました。
ナンバンギセルは、古く万葉集で「道の辺の尾花がもとの思い草 今さらになど ものか思はむ」とうたわれた「思い草」のことだと考えられています。ススキの根に寄生して、養分を吸い取って育つ寄生植物です。ススキの根元に小首を傾げて、考え事をしているような姿から「思い草」、花の部分で曲がった姿から「煙管」をイメージしたものでしょう。
石川県ではかなり珍しい植物で、かつて大群生していた小松市の生育地が失われてしまい、寂しい思いをしていたところ、金沢市内で見つかったものです。地元では古くから知られていたもののようですが、植物好きの私でも、県下をくまなく調べることはできませんので、地元の方の情報というものは大変ありがたいものです。
ナンバンギセルの詳しい画像は「石川の植物」のFILE30にありますので、ご覧下さい。
