近所の車屋は、1Kmもないところにあった。
電話でラジエータの修理ができることを確認して、壊れたラジエータからクーラントを漏らしながら車屋へ駆け込んだ僕は、気さくなそこのおやじとしばらく話し込んだ。
「中古の部品を集めても20万くらいはかかるなあ。お兄さんには悪いけど、この車の価値からするとね、修理代のほうが高くついちゃうよ。」
そりゃ、そうである。5年前に30万で買ったのだ。値打ちがないのはわかっている。安い車は車両保険もかける必要がないので、気が楽と中古を乗り継ぐ決意で生きているのだ。
しかし、こうなってみると痛い。修理代は、車の価値以上は支払われないらしい。つまり、全損になるので、その分以上のお金は降りないってことだ。大枚はたいてもその価値以上にならないということなのだ。そうなると、新しい中古を買うってことになる(中古を新しいと呼ぶかどうかは別にして)。
何買うって、そりゃツーリングワゴンが欲しいのだが、あの人は売ってくれないし・・・とか思っていると、目の前にツーリングワゴンがある。
「これって、売りもん?」
と聞くと、そうだと言う。ツインターボだ。車検は切れている。モスグリーン。(かぶる)
おやじがエンジンをかけようとするが、バッテリーが上がってしまっていてかからない。エンジンルームを開けると草が地面から伸び上がってエンジンルームの表まで来ている。はは。
ほんとに修理だけやってる車屋さんなのであった。
しかし、振り返れば痛々しくスターレット。どうやら、廃車にしないといけないようだ。さよなら、オハラ。オハラー!
(僕がスターレットに付けた名前だ)

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