2018/4/21  15:32

希夷斎蠅頭多字分刻千字文百景  篆刻

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昨秋の個展を終えてから取り組み始めた、蠅頭印、多字印による分刻千字文が刻了いたしました。
四言詩ですが、対になっている八文字単位で、蠅頭印は6ミリから12ミリ以内の材に八字から十六字。多字印は七分角くらいまでにてから十六から二十四字を意味の通るように入れました。書体も小篆、印篆を主に甲骨から金分、行草まで幅広く取り入れました。偶然にも丁度百顆の分刻となりましたので百景としました。
下の印影は千字文最後の二句を6ミリ角に小篆で入れたもの。流石に押印の仕方、印泥の具合に細心の注意を払わないとまともな印影になりません。
分刻心経の時のように、また限定10部でまた印譜を作る予定です。今回は全て帙付にしたいと思いますが、印譜制作の苦労を考えると意識が遠のきます。
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2018/4/9  11:46

草書印五種  篆刻

篆刻とは篆書を刻すから篆刻なのですが、古来行草の印は殆ど古典中には散見されません。もともと殷周金文いわゆる商鼎文や甲骨文などの印もないわけですが、現代篆刻では数多刻されているのですから行草印があっても良いわけで。学生時代から淳化閣帖や余清斎帖などの精彩放つ王右軍一族の行草書や江戸期の行草木版本の美しさに見とれていたので、印でも行草印というのは作りたいモノの一つでした。
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「龍翔鳳舞」一寸角

しかし字粒、太細、運筆速度等々変化が大きい分、篆書印篆による均等分間布白の章法では通用せず、どちらかと言えば甲骨金文の文字の置き方に近い章法で臨まないとなりません。書作品を作るつもりでそれを方寸に閉じ込める作業になります。

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「興致筆飛」一寸角
当然筆路も明白になります故、ともすると生生しくなりすぎる傾向になりますが、太い枠も用いて撃辺により古味を付けて何とか誤魔化しています。ただ精彩のない表現はあまりこのまないので出来るだけ文字自体には手を付けませんでした。

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「遺世独立」八分角
書刻一致と言いますが篆書においても松丸東魚先師などは、筆で書いたらこうなるだろうというくらい、篆書そのままを石に封じ込め、正に方寸の石における刻書を多数残しました。

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「結縁翰墨」八分角
行草を印にするにはやはり筆で書いたらどうなるかが身体に沁みついていないとなかなか上手く表現できません。線のどちらに筆の腹が来ているか、筆のノゲがどこにあるかなど刻している最中に追体験化する形になります。篆書における篆刻よりも技量の要る仕事になるなと感じます。

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「鳶飛魚躍」八分角
筆の躍動そのままに、一文字一文字が暴れますからかなり煩いものになりますが、それらを如何に落ち着いた佇まいにしてなおかつ筆勢いを殺さぬようにコントロールするか。かなり際どい部分でのトレーニングにはなるようです。

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タグ: 草書印 雅印 遊印

2018/4/4  12:33

飯島俊城氏ブレイク中!  篆刻

先日のエントリーでご紹介した、『楽刻』誌百号記念の楽篆大賞公募展にて見事「楽篆大賞」を受賞した飯島俊城氏ですが、
受賞の余韻冷めやらぬうちに、今度は群馬県は上毛新聞社主催の上毛芸術文化賞を受賞されました!!
こちらは篆刻のみならず書も合わせた書部門での受賞ということで、大変な狭き門。
素晴らしいことこの上ありません。印友同志として心から祝福し、誇りに思います。
楽篆大賞に続き只今完全ブレイク中です。実力は折り紙付きになりましたね。

これをご覧の皆さま、刻料が上がらぬうちに刻印の依頼をされたほうがいいですよww
すでに二名の方が所望されお取次ぎいたしました。
私も欲しいという方がいらっしゃいましたら遠慮なく私にお申し出ください。
ちなみに現在価格は八分角程度で一万円前後とお考え下さい。
自信をもっておすすめ宣伝させて頂きます( `ー´)ノ
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