2017/4/30

Roger Stern祭りも残りわずか、古き良きSPIDER-MAN  アメコミ タイムマシーン

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Roger Stern祭りも残りわずか。今回は、The Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)247号、248号をレビュー。

筋書をStern、画をJohn Romita Jr. (“JRJR”)、247号のインクをJohn Romita Sr. (“JRSR”) 、248号のインクをBrett Breedingがそれぞれ担当している。(御用達Mycomicbookshop.comの記述を参考にした)添付画像は、JRJRとTerry Austinによる248号の表紙。

粗筋をさらっと紹介。情報屋Nose Nortonを追跡していたSPIDER-MANは、過去IRON MANやDEFENDERSを困らせたTHUNDERBALLなる悪人による、装甲車を襲う計画を知ることとなった。計画時間に合わせ現場へ急いだものの、THUNDERBALLはお目当ての品を手に入れてしまう。それは、北欧神話の妖精が作ったバールだった。悪事を働く前に彼を何とか捕まえたいSPIDER-MAN。

今回も気に入ったシーン、台詞等を紹介。この頃はPeter Parker (=SPIDER-MAN)とMary Jane Watsonは付き合っていない。この二人をどうにかくっつけようとしているのが、May伯母さんと、MJの伯母さんAnna。PeterとMJには共通点があるとMay伯母さんは言及する。その後続けて以下のように言っている。”You’ve lost so..so very much.” Sternはこの後の話のための伏線を設けているのだが、知りたい。彼はそれを詳らかにしたのだろうか。この後は既にレビュー済みのHobgoblin篇とStern最終話252号、Alien Costume篇しかないので、この伏線は死んでしまったかな。

この当時のJRJR、父親Romita Sr.の画風を非常に意識している。例えば242号の蜘蛛糸での飛行シーンの構図なんか、よくあるRomita Sr.の画そっくりだ。それからAmyの画もRomita Sr.の美人画そのもの。もしかして、いくつかのコマは本当に父親が描いているんじゃないかな。

Thunderballの隠れ家の水銀灯が点灯し、天井で悪事の計画を聞いていたSPIDER―MANの影が映ってしまうシーンは、非常に好き。画的に優れている。

その後に登場のFrogmanが間抜けで良いな。SPIDER-MANを助けようと登場するのだが、悪人を逃がしてしまう。その後のFrogmanの台詞。”I’m gonna practice until I’m as good as him (=SPIDER-MAN).” 間抜けなのに意志は純粋。何となくコスチュームやキャラ設定がKickassの男の子を連想させるな。

情報屋Nortonがトロンボーンのケースに入れて運んでいたのは何か凄い武器。それで装甲車を襲うことになるのだが、悪人だったらバールよりこの武器を使って悪事を企てるんじゃないかな。THUNDERBALLの部下が想像したように現金輸送車とかね。何か武器がKirbyチック。

248号でインク担当が変って俄然アクションシーンがカッチョ良くなる。JRSRのインクは人物描写は良いが(光文社版を知っている世代は非常に懐かしい)アクションはBreedingの方が効果的に描けるな。

最後にSPIDER-MANが新聞記者からインタビューを受ける。彼の質問が上手い。”How does it feel to have helped cause the worst traffic jam in the history of Eastern Long Island?”そうヒーローものでよく思う疑問。悪人達も街を破壊しているけど、ヒーローもそれに加担しているよねってやつ。

ASM 248号には、名作The Kid Who Collects SPIDER-MANがオマケで収録されている。これは、邦訳されているからレビューはしないけど。
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