2017/9/3

まずまずどころの騒ぎじゃない滑り出し、新Spectacular SPIDER-MAN  アメコミ

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今月のSPIDER-MANは先月から始まったSpectacular SPIDER-MAN (“Spec”)の1号、2号についてレビュー。

筋書きは、Chip Zdarsky、画をAdam Kubertが担当。ZdarskyはHoward the Duckに絡んでいたらしい。KubertはRenew Your Vowsの最初のシリーズでSPIDER-MAN を描けることは証明済み。特に如何にSPIDER-MANになったかをまとめたSpec 1号の1ページは、コマ割り、画と共に素晴らしい。また、Spec 2号の最終1ページでのTheresaがPeterの家にある古い写真を見て物思いに耽るコマの連続も好き。

次は粗筋。小さな犯罪を食い止めたSPIDER-MANが発見したもの、ヒーローに協力する武器製造者Mason、綺麗な女性、そして、犯罪者が持っていたハッキング不可能なのにハックされた謎のスマホ。この順番で話が進んでいく。2号では、謎のスマホを追ってIRON MANの代行IRON HEARTをPeterが訪問。彼女は、誰が黒幕なのかを突き止めた。

気に入ったシーン、台詞等を紹介。その綺麗な女性Rebecca Londonの台詞。”So are you also funny in appropriate situations?” この台詞を読んで、最初彼女はSPIDER-MANの冗談を面白くないと思っての疑問文だと解釈したのだが、その後彼女がSPIDER-MANをデートに誘ったのは、その冗談のセンスを買ってなのか。

武器製造者Mason。Marvel.wikia.comによれば、Zdarskyによる創作。悪の武器開発者Tinkererの兄だか弟。Tinkererが小人症に対しMasonが巨人症なのは面白い設定。

最近ご無沙汰の天才少年Uatuの再登場は良いな。

Johnny Stormと映画を観る約束をした後、の台詞。J “Don’t forget.” に対しPeter “I probably won’t.”この時点で読者に絶対忘れるだろうと期待させるところが良い。Peterが誠実なのはprobablyと使ったところ。

Spec 1号の最終ページ、約束を忘れたPeterに毒づいているJohnnyの前に現れたTeresa。そう、グラフィックノベルFamily Businessで登場したPeterの妹の登場だ。漸くMarvelは彼女を使ってくれた。Slottが使わないからね。正しい選択。


Spec 2号では、IRON HEARTのTony Stark風に考えるAIが面白い。SPIDER-MANがどうして本物かを証明する台詞。”It’s him. No one screws things up quite like SPIDER-MAN.”誰も彼のようには、物事をぶち壊しにできないみたいな感じ。悪意はないが、棘のある嫌味がTonyらしい。

Peterの妹が持ち込んだProject TwilightなるSHIELDの計画の話は今のスマホ事件が終わってからかな。

その妹が登場するのと同時に、かつて彼女を利用したKing Pinが、再び登場するのはZdarskyの話の進め方の上手いところ。

Spectacular SPIDER-MANは、かつてはBタイトル(つまり面白くて発行部数も多いAタイトルのAmazing誌の影に隠れそれ程煌めいていない話の集まり)だった。時代は変わる。今やAmazingより、Renew Your VowsやSpecの方が断然面白くなってしまった。標題のように滑り出しは、まずまずどころか、わくわくの連続だった。
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