2006/6/19
「魔法の言葉」
まだ忘れられないの。
もしそんな方法があるなら教えてよ。
お願いだから教えてよ。
今は思い出のかけら全てが
ただ苦しくて、意味がなくて、
どうしもなく痛いのに涙は一粒もこぼれないよ。
皮肉だと思わない?
私をこの濃霧から救えるのは他の誰でもない
あなただけなんだよ。
四葉のクローバーを渡してくれる度に、
私はまた歩き出そうと思えるの。
なのに痛くてしかたがない。
あの魔法の言葉をきくことは
ないって分かっているから。
ちゃんと分かっているから。
抱きしめてもらえないって
分かっているから。
痛いほど分かっているから。
だからやっぱり言えないよ。
完全に恋に落ちてしまったって。
“もしも”をいくつも考えているって。
まだここで待っていると。
その言葉を聞きたくて。
でもそろそう扉を閉めるときかもしれない。
ありがとうと言って。
笑顔で新しいのを開けないと。

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投稿者: mizzhappy
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