知人宅にお邪魔した時のこと、下駄箱の上にホコリをたらふくカブったカメラが…。
目を細め手にとりましてホコリを払う、息を止める、そのベールを脱ぐと
『Nikon FE2!!!』
シャッター幕以外は無事、ファインダーもキレイだし、レンズにカビもない、裸のまま、風通しのよい玄関に放置されていたせいだろう。
N「オヤジからもらったんだけどシャッター幕をバラバラされてさ〜もー何年もそのままだよ」
海外のカメラ屋の不注意でシャッター幕に指を突っ込まれたらしくバラバラ…、無惨だ。
033「これくれよ」
N「直るんならしばらくは使っててもいいよ」
よーし!!!
早速、預かり、それからは都内や地元のカメラ屋を駆けずり回った、
「こんなん直らないよ‥オブジェにしとけば」
と冷たくあしらわれる店がほとんど、すでに発売から25年ほどたっているから部品があるかどうかわからないとか、
「直せなくはないけど5万円以上かかるよ、FE2なら中古相場が3〜4万円だからこれを無理して直すなら中古さがしなよ」
などなど、他にもかなり理不尽な対応をされて憤慨する店もあった。
最後にいつも行く地元のカメラ屋へ、(※ニコマートを買ったオッチャンの店ではない)カメラヲタには見えない爽やかな青年に
033「毎度ぉ、今日は現像じゃないんだわ、これ直る?」
青年「んーこりゃヒドいすね!!!修理屋に聞いて連絡します、部品をウマく流用すれば安く直る可能性はありますよ」
待つこと2週間、修理可能の連絡がありさらに待つこと2週間、やっと手元にきた、費用も2万円弱で済んだ、新しく命を吹き込まれたカメラ、フィルムを入れシャッターを切る、MFの方がなんか緊張感があっていかにも写真撮ってます感が満腹でいい。
【Nikon FE2】当時は、かなり高価だったはずだ(レンズとセットで11万円くらい?)Nの子供時代、その一瞬を捉えるために父はワクワクしながらこのファインダーを覗いていたんだろう…。
あまり会う知人ではないのでこのまま借りパクしちまえ!とも考えたけどそんなNの父さんを想うと直ったと連絡して返してあげようっと、何本か撮ったらね。
