増永静人先生が創始し大成された経絡指圧は、東洋医学知識が無かった諸外国では「禅指圧」と呼ばれています。こう呼ばれるようになった経緯には次のような逸話があります。
増永先生(1925−1981)は京都で育ち、三高を出て京大に進まれ、大学では心理学を専攻されました。卒業後は東京へ出られましたが、御両親と御兄弟の住いである京都へ屡々帰省されました。京都で経絡指圧講習会を催されましたこともありました。三高、京大での恩師であり、禅に造詣が深かった佐藤幸治心理学教授を、京都で増永先生が施術なさった時の事です。
施術が終わった時「これは、まさしく二人禅ですね」と佐藤教授が仰ったそうです。
この御感想は正鵠を得ています。
1970年に私が初めて増永先生の施術を受けました時、それまで数流派の指圧施術体験がありましたが、「これは日本で一番優れた指圧施術だ」と感じました。実際は日本一でなく、世界一だったのです。 つづく