2008/9/11
オリンピックと高校野球が終わり、球界も秋のシーズンに入っている。ペナントレースは佳境を迎え、これからポストシーズンに向けて、熱いつばぜり合いが展開されていく。都市対抗では日石が13年ぶり9回目の優勝を果たし、東都リーグも開幕。そして今週末には六大学が始まり、高校野球も秋のシーズンに入っている。またチケットバトルと観戦旅行で忙しくなる季節。金も時間も吹っ飛んでしまう。野球天国だか野球地獄だかわかったもんじゃない。こんなことだから、いつまでたっても結婚できないのだ(自爆笑)だが、今秋はどこかに虚しさのつきまとうシーズンだ。理由は言うまでもなく、北京での惨敗である。
日本は野球に関しては、サッカーで言うブラジルのような国だ。常に世界一を争っているべきだし、ファンもそれが当然だと思っているだろう。
それが4位。しかも絶対に負けてはいけない宿敵の韓国とアメリカに負けての4位。これはもう、惨敗以外の何者でもない。これがセレソンなら、ブラジルでは自殺者が出ていることだろう。
にもかかわらず、国内では何事もなかったかの如くペナントレースが進行し、都市対抗が行われ、六大学が開幕する。私はこの流れに、何とも言えない虚しさを感じてしまうのだ。今さら国内で勝ったって、まして巨人や日ハムに勝ったって、世界で負けたら意味がない。逆に世界一争いに負けた直後に、たかが日本一争い、まして明治や慶応に勝つかどうかなんて、まったくどうでもいい、という気になってしまう。去年のラグビー、一昨年のサッカーでも、同様の気持ちを抱いていた。
もちろん、理屈の上ではそうした発想が間違っているのはわかっている。国内大会がないと代表もへったくれもないし、地元のクラブを応援し支えることがスポーツ愛好者の基本だし、母校を応援する事が誇りの原点だということも。でもそれをすれば済むというものではない。サッカーという世界の競技で育った者としては「目指せ日本一」とか「巨人に勝てばええ」とか「ペナントが第一で代表はどうでもいい」とか「母校の野球部と出身選手にしか興味ない」とか「野球は高校野球だけしか見ない」とか「○○選手が入らない代表には興味ない」などという見方をして国内大会で満足している人の気持ちは理解できない。「そんな(敢えて言うが)小さなことより代表強化の方はどうなってるんだ」(しているわけがないのだが)などと思ってしまうのだ。
本当はペナントレースにしても、来年のWBCを見据えて戦っていかなければならない。本来なら監督なんかとっくの昔に決まっていて、彼が積極的に各チームの試合を見て歩き、スタッフが対戦国の情報を集めるべきなのだが、今の球界首脳にそんな見方をすることができる者は一人もいないだろう。そこがまた虚しいのだ。
まあ虚しい虚しいと言っていても仕方ないし、実際これからまた野球天国にどっぷりつかることになるのだから、矛盾といえば矛盾している。だがあのWBCの優勝を現地で見届けた直後のセンバツの熱闘やペナントレース・六大学の開幕がどんなにうれしかったことか! 野球世界一の国の野球ファンであることが、どんなに誇らしかったことか! それに比べて、今秋はどうも意気が上がらない。
1つ言えることは、代表チームとは、ここまで重い責任を抱えているのだということだ。多くのファンに期待され、勝利を義務付けられているのが日本のプロの代表だ。それが嫌なら全日本になんか入るな。
まして、その監督が個人の意思で続投などということはありえない。多くのファンが納得する人選を急いでほしい。
競技を問わず、代表チームは、やはり勝たなければならないのである。
PS:久しぶりの更新です。ご迷惑をおかけしました。これからまた更新を再開します。
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