気付けばいつの間にか、夏の終わりを感じるようになった。
切ないような、懐かしく、愛おしいような。
そんな匂いのする季節になった。
私は人間の可能性について考えた。
人間ひとりの可能性はどれほどあるのだろうか。
私個人のことを考えれば、なんだかちっぽけなことに感じてしまう。
けれども、世の中の“進歩”というものを考えたとき、
人間の無限の可能性を感じる。
技術の進歩も、世の中の秩序も、日々の生活も。
みんな知らないうちに、成り立っている。
私もその一部であるのだ。
そのなかで、何をし、何に関わり、何に影響され、また何に影響を与えるのか。
選択したとしても、選択をしなかったとしても。
否応なしに、巻き込まれてゆく今日。
それでも、強く強く、思ったことは必ず叶う。
そう思うことで、無限の可能性と、
自己のコントロールの可能性を感じることができる。
事実や結果が大切なのではない。
この今という瞬間と、その先にある、まだ見ぬ未来、
そして今につながる過去。
すべて、すぐに消えていく“今”、それが大切なのだ。