2006/6/9
今日は新しいモノ作りのための治具(じぐ)の作成をしていました。
治具とはある特定の加工、作業を行う時に使う作業精度を上げたり、安全に作業を行う為の「作業補助」の為の道具のことを指します。この治具というもの、英語では「Jig」で、同音、同意で通じます。どちらの「じぐ」が先に来ているか?その辺の言われは僕も良く知りません。
うろ覚えの話に
「その木工家が使っている治具を見れば、その作り手がどのような性格で、どのようなモノ作りをするかはわかる〜」という話しを聞いた事があります。なるほど…かなりうなづける話しです…。
治具はあくまでモノ作りのための「補助器具」であって、製品・商品ではありません。作り手が治具を使うか?作るか?は、その作家の性格に多分にゆだねられます。同じカタチのモノを作るにしても、治具を準備する作り手もいれば、治具無しで、職人の技術で同じカタチを作ってしまう事もあります。まあ、作るものの数や作る工房の機械などの作業環境にも左右されるもので一概には言えないのですがね…
治具は適当なやっつけで作る事もありますし、しっかりとした作りで、使い勝手、加工精度とも高品質なものを作るケースもあります。
僕は実際にモノ作りを始めるとカタチの出来上がりをあせる為に、治具作りをないがしろに、えいや!で、物を作ってしまいがちな方です。最近、この傾向はかなり緩和されてきたものの、やはり、あまりちゃんとした「治具」を作らないことが多いです。
でも、治具の準備不足=作成時の失敗に結びつきやすいのですよね…
ちゃんとした「治具」を作る事によって、出来上がる作品の完成度は確実に「上がる」というのが実際の所だと思います。なので、僕も最近はしっかりとした治具作りに取り組むようになってきました。
木工に限らず、モノ作りというのは手先の器用さより、「性格」の問題が大きいというのを常々感じています。この作り手の性格が出るという治具の製作であるというならば、治具の変化は、作り手の性格の変化。昔の自分のモノ作りと今の自分のモノ作り。その変化を治具を作りつつ感じる今日の作業でした。
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