2006/10/12
木工の作業に「サンディング」というものがあります。これは主に木地の表面の仕上がりを整える事を指しています。サンドペーパー(紙やすり)でもって、木の表面を磨く作業=サンディング ということ。
サンドペーパーを手で持って磨く〜というイメージからすると、サンディングは「木地調整」という感じですが、このサンディングは「成形加工」を意味する場合も多くあります。
特に帯状のサンドペーパーをぐるぐる回転させて、木材を削る「ベルトサンダー」などの木工機械はとてもパワーのある機械です。やわらかい針葉樹など、ちょっと当てるだけで、すぐに木の表面をコナコナに削り落としてしまいます。バンドソーで荒く曲面切りした面を、ベルトサンダーで磨き上げれば、きれいなR面の加工ができます。
俗にこの作業を「バンベル加工」などと僕のいた工房ではよんでいました(バンドソーで切って、ベルトサンダーで磨くから)。
ベルトサンダーに限りませんが、サンディングによって加工した木地の成形面はとてもなめらかできれいです。なにより、木のモノ作りは、そのほとんどが、平面の木地表面で構成されています。有機的な曲面を持つ木工作品はそれほど一般的ではありません。
というモノめずらしい表情もあいまって、僕はサンディングで作る「木の曲面表現」というモノにはとても魅力的なものを感じます。コレはあくまで僕の主観ですが…。
3次元の曲面できれいに磨き上げた木地は、平面ではなかなか見られない複雑な木目が出てきます。また、高番手のサンドペーパーで磨き上げた曲面はとても「色っぽい」木地の妙とでもいうのでしょうか?そんな感じがするのです。
上の写真は荒削りの物と、サンディングしたものを並べています。う〜ん、やっぱり「つるん」とした曲面の木地はよいな〜…そう思いませんか?
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