今日も黙々と木工木工…久々に使う治具を引っ張り出して…あらまあ、かなりホコリをかぶってらっしゃる…エアブローできれいにしてから使いましょうねぇ…ブシュー!!
と、作業を進めていたのですがどうも調子がおかしい?
この治具はボルトを使った機構で材料をクランプして加工する治具です。どうもこのクランプするボルト(ハンドル)の動きがいまひとつカタい?
…これはヤバイ!ネジのかみ合いが多分おかしくなっとる!!
作業を中断して治具をばらします。案の定ボルトと治具のナット部分からネジ山を削りとった金属片がポロポロ落ちています。こうなってしまうと、下手をすればボルトかネジ、もしくは両方がダメになってしまいます。しかも、今回のこのアクシデント部分に使われているのは特殊な治具専用のナット…
ネジをゆるませる液をさして、ボルト外しに取り組みます。ネジ山が噛んでいますからスムーズには回りません。むしろガチガチになっててまわらないんですよ。
これを力ずくで無理くり外せば最悪この治具がダメになってしまいます。慎重に慎重に…
苦戦すること数10分…どうにかボルトを外す事に成功しました。1番心配していた特殊なナットもネジ山の掃除をしたらどうにか使える状態でした。よかったよかった…がすごい時間のロス…(泣)
ボルトと言えば…話は変わるのですが「ウィットネジ」というネジをご存知でしょうか?1968年にJIS規格からは廃止されたネジですが現在も国内の建築関係・電気・水道・空調設備関係の業界で使われているネジです。まあ普通の木工屋さんにはあまり関係ないネジです。
ただウィットネジは別名「インチネジ」と言います。そう…輸入機械はかなりの確率でこの「ウィットネジ」が普通に使われているのです。
僕の工房での自作治具は大抵M6サイズのボルトを使っています。いちいちボルトの種類を変えるのも面倒ですからね。これらのボルトは1つの箱にまとめて保管していました。
1人で木工をするようになって、輸入工具を導入した時に、あまったネジを一緒にM6ボルトの箱に入れてしまったんですよね…当時の自分はそれがM6ボルトだとばかり思っていたんです(当時は国内業者から輸入工具を購入していましたし…って言い訳にならない…)。
W1/4のウィットネジは一見するとM6ボルトとほとんど変わりません。1/4インチ=6.35oですからサイズはほぼ一緒。スパナも同一の物を使って締める事ができます。
当時ウブな僕は何も気付かず「このボルト硬いな〜!」などとアホな事を言っておったわけです。
W1/4とM6のボルトナットの組み合わせでネジ山を削っていたんですね…これで数回痛い目を見てやっとのこと「あ!これネジ違うサイズじゃん!!」ということに気付いたまえのでした。
そんなわけで、ボルトを見るときはいつも疑いの目で見る様になり、人間不信ならぬボルト不信に…ってなる訳ないでしょう(笑)でも、この経験からボルトの扱いに注意深くなりましたね(笑)
スムーズにボルトが回転しないのは何かがおかしいという事です。だましだましで作業すると痛い目をみます。皆さんもお気をつけ下さい(こんなドジは自分だけかな…?)。