2007/4/4
今回、実験的にシュラックという塗料を試してみる事にしました。ベビーベッドを作った時などオイルフィニッシュを主な塗装方法としてこれまで使っていたのですが、やはり純正オイルのみでの仕上げは塗装の強度的にもう1つです。
オイルにウレタンを添加するか…?もしくは…うーん…と考えていたときに行き着いたのがシュラックという選択肢。
シュラック塗装というのは、家具作りの勉強をしていた頃に1度見たことがありました。その時はあまり濡れ色も付かず何か塗ったの?というようなあっさりとした仕上がりに「う〜ん…これはちょっと好みでは無いな〜」などと思ったりしたのですが、最近になって色々と作品を見る機会がありシュラックの仕上げというのもまた色々あることを知りました。
シュラックというのはなんたらという虫の分泌するナンタラ〜で…つまり自然素材をベースにした塗料であって、食料品、化粧品の原料にも使われるような安全性の高い塗料です。フム。
濃度の調節や塗料の塗り方によってピカピカのツヤ仕上げから落ち着いたつや消しもでき、シュラックの種類を使い分ければ色合いもまた様々…ま、あまりガンガン着色する嗜好はありませんので(ウッドアクセサリーは着色してますが)、今回は濡れ色程度の色合いのブロンズシュラックを使って試してみる事にしました。
シュラックは粉末状になった物をアルコールに溶かして使います。写真は1カットの濃度で溶かしたシュラックです(100gのアルコールに対して12gのシュラックを溶かした濃度を1カットと言うらしい)。けっこうサラサラの液体です。
先だって作ったペントレーに塗ってみました。3回塗って、ペーパーで磨いてから蜜蝋ワックスを塗ったつや消し仕上げです。
シュラックを塗ったままですと塗膜ができてツヤが出てくるのですが、ペーパーで磨いて光沢を落とし、ワックスをかけるとほとんど見た目はオイルフィニッシュと変わりません。
シュラックはオイルフィニッシュと違って、木が日焼けするのを防ぐ効果が高い塗料だそうです。また、オイルと違って表面に塗膜を形成するのでその分の塗膜強度としての強さと木地固めの効果が期待できます。
ウレタンや漆などと比べたら塗膜強度的な強さは劣ると思いますが定期的にワックスを塗る事でメンテナンスは可能ですから、このあたりは、塗膜を形成する仕上げとオイルフィニッシュの良い所取りをしたような感じがあります。
ただ、シュラックはアルコールで溶ける性質がありますから、テーブルトップなどには使えません。その場合はやはりオイルフィニッシュかウレタンか…という選択になると思います。
まだ扱いに慣れてないので、どのように塗れば思ったような仕上げができるかよくわかってはいません…課題はありますが、オイルフィニッシュと同じような木地を生かした仕上げができるシェラックはなかなか良い感じです。機会があれば、ツヤ有りの仕上げなども試してみたいと思います。
何よりシュラックは乾燥時間が早いのが良いですね。アルコールを溶媒にしているので乾くのがどえらい早いです。塗っていてももたついているともう先に塗った部分が乾いてきます。
初めて使ったシェラックでしたが、久々の「当たり」といった感じで今回のインプレッションを締めさせて頂きたいと思います。
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