2007/9/14
いきなり写真ですが
(ピンボケでスミマセン…ヘナチョコ携帯の写真なので…)
写真に写っている木片には、楕円状に溝が掘られているんですけど
わかりますかね?
それなりに、木工機械に詳しい方なら
「あー、コレはルーターで掘ったミゾだな〜」
ってわかると思いますが…
残念!
コレは、ボール盤で掘っているんです。
(ドリルビットが写ってるからわかるって?)
写真がヘナチョコいので、わかりづらいかもしれませんが、
ミゾの側面もかなり真っ直ぐキレイに掘れています。
加工作業としては、丸穴を少しずつ横にずらしながら、
何度もドリルで穴を開けてこの楕円状のミゾを掘っています。
丸穴が横に並んだようなカタチになりますので、
よく見ると、ミゾの側面は若干波立ったようなカタチになっています。
が、ほぼ気にならないレベルだと思います。
特にホゾ穴にするような場合は、製品段階では見えなくなりますから
全然、このレベルで問題無いと思います。
特筆するべきポイントは、左右、上下方向共にズレがほぼ無い事です。
(ミゾの長さ方向の誤差に関してはコンマ1oに収まっています
穴が横並びになるような形なので、ミゾ側面が波状になりますが
角ノミでの加工と同等程度のレベルの仕上がりで、
数をこなす加工精度に至っては角ノミより上かもしれません)
(最高限に刃が研がれて、機械精度も最高な状態の角ノミには及ばないかもですが)
この精度は、加工する楕円の形状(ミゾの幅)にも左右されますが
ブラッドポイントタイプ(写真下)の形状のドリルの性質をうまく使うことで、
ルーターで加工した物と同様の限りなく直線に近いミゾを掘る事ができます。
ちなみに、写真上側のタイプのドリル(金属加工用)は、
木工用途にも使えるんですが、
細い径のドリルビットでは、左右にキリが振れやすく
同じような作業をすると、ミゾは上下に振れてぐにゃぐにゃになってしまいます。
ブラッドポイントタイプを使っても、加工材の固定や切削量の見込みを誤ると
やはりミゾはぐにゃぐにゃになってしまいます。
しかし、まあ、慣れとキリの性質を把握することで、
一定の精度を保ったミゾ加工(ホゾ穴加工)を、大量生産的にできます。
ま、あまりに長いミゾや浅い溝を突くなら迷わずルーターの方が楽ですけどね。
この方法は、刃物直径が小さいルータービットを使って
ある程度の深さのあるミゾを突きたい時や、ホゾ穴をあけたい時に
代替する方法として便利です。
この加工をルーターを使って行う場合は、
ドリルでの荒掘り→治具を準備してプランジルーターでミゾ掘り
もしくは、プランジルーターで深さを段階的に掘り込む〜
というやり方になると思います。
荒掘り+ルーターは2工程かかりますし
段階的に掘り込む方法は、2度3度と掘り込む段階で
精度が狂ってしまうこともあります。
(僕のやり方に問題があるのかもしれませんが)
そんなわけで、ボール盤で丸穴をつなげるようにして
楕円を掘り込む方法は、一見手間のようですが、
作業内容的には1工程で加工は完結しますし、
加工精度としても、かなり信頼性が高いので良いのではないか
と思っています。
ちなみに、このミゾ堀りに使っているのはスターMのC型ショートビットです。
写真では、ブナを加工していますが、硬い広葉樹もさくさく穴をあけれます。
ただ、このC型ショートビット。掴みの部分が6角形なんですが、ここをチャックで掴むとキリが振れるモノがありますので、僕はいつも6角部分の下の丸い部分を掴むようにしています(この掴み方だと6o以下のビットは使えないかもしれません…)
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