2007/9/21
僕の工房では、オリジナルの木のおもちゃも作っています。
木の小物雑貨ですね。
こちらは「オーダーメイド」というより、
どちらかというと「オリジナルデザイン」としてのモノ作りです。
小物類の製作では、どういうワケか「穴あけ加工」が多いんです。
これは、僕が作るモノの単なる傾向かもしれませんが
木のおもちゃを作っていると
かなり多くの穴をあけます。
すると1日中ボール盤の前でレバーを引き続ける毎日
ウチの工房は大して大量生産しませんが、
それでもひとつのアイテムで数百、千といった単位で穴あけ作業があるワケ。
かつては、木工を習った工房での修行時代同様
フツーの金工用ドリルキリなんかを流用していたんですけど
こうして、穴あけの日々を送っていると
やっぱし不満がでてくるわけ。精度とかに。
僕が使っていた金工用のドリルキリはそれなりにきれいな穴があくんだけれど
穴の精度がいまひとつだったんです。
ドリルが刺さる「入り」の部分がずれちゃったり
穴を掘り進めて行くうちに、キリが左右に「逃げ」ちゃったり
これは、ドリルの先端形状を「ブラッドポイント型」と言われるカタチに成型すれば
特に「入り」の部分のずれには効果大なんだそうです。
でも、コレでも穴を掘り進めていくうちに
キリが左右に振れちゃうことがあるんです。
理由は、キリのミゾに木の切削屑がつまっちゃって、抵抗になるから。
(他にもキリの剛性なんかの理由もある)
僕の使っている金工用ドリルは切削屑の排出性が悪かったんですよね。
今は用途に応じて、必要サイズのキリを順次更新しているところです。
コレで問題が解決する場合もあるし、しない場合もある。
やはり木工用と銘打ってあるモノは木屑の吐き出しはすこぶる良い。
(ただ、木工用キリと銘打ってあっても製品にはけっこう違いがあり、
用途によって当たりハズレがあるのだ)
穴あけ作業にも精度が要求される所とそうでもない所とあるのだが
数をこなすのであれば、なおさら精度が高いに越したことは無いのだ。
たかが穴あけ
されど穴あけ
単純だけど奥が深い。悩ましい作業なのです。
(僕にとっては)
上の写真は、今日の作業中に撮ったモノ。φ30の穴をあけています。
これ位のサイズの穴あけになると、もう手だけで材料を保持するのは
精度の上でも、安全の上でも良いコトなし。
手間でも治具を作ってしまう方が、作業はスムーズで良い結果が得られます。
正確な穴あけに関わる要素は実に多様なのです。
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