2008/3/30
「合板」というのは、複数枚の薄い板を張り合わせて作った板の事です。
板の張り合わせによって得られるメリットというのはいろいろ有ります。
思いつくだけざっと挙げてみますと
・木材特有の伸縮、膨張、反りをおさえる事ができる。
・同規格であれば強度、性能にバラつきが無い材料がそろえられる。
・規格サイズの材料がそろっている。
・厚み調整の手間が無く、規格サイズ内であれば、幅広材が簡単に手に入る。
・無垢材よりも加工がしやすい。
などなど
合板というのは、基本的に「無垢の木」が持っている欠点を克服する為に作られた物です。
ですから、合板には無垢の木には無い「性能」「使いやすさ」があります。
「じゃあ、今からやる木工には合板使うかー」
という方もいるでしょうが…
実際にお店に行って並んでいる合板をみると、さまざまな種類があるんですね。
以下に大雑把ですが僕が知っている範囲で合板の種類を紹介したいと思います。
僕が使った事のある合板は
1、シナベニヤ
2、ラワンベニヤ
3、ランバーコア(ラワンランバーコアとかシナランバーコアがあります)
4、MDF(MDFはMedium Density Fiberboardの略称)
といったところです。
他にも「コンパネ」と呼ばれるもの「OSB合板」なんていうモノもあります。
が、ちょっとコレは別にお話したいと思います。
そして、コレは普通に売っている合板とはちょっと違いますが。
モノ作り、合板の家具の中で最も代表的なのが「フラッシュ」と呼ばれる合板です。
ちなみに僕は「フラッシュ」のモノ作りはしたコトがありません。
僕がお話できる合板の種類というと、こんなものでしょうか。
次回に、これら個別の解説を簡単にさせて頂くとしまして
今回は合板の構造についてお話して終わりたいと思います。
合板には、薄い板、いわゆる「単板」を複数枚張り合わせた「ベニヤ」に代表されるタイプと、MDFやOSB合板のように、細かな木材のチップを接着剤で集合、圧着する事によって板状にしたモノと大まか2種類に分類されます。
無垢の木は、環境による気温や湿度の変化によって伸縮、膨張する性質があります。
この変形は、木材の繊維の「長さ方向」には指して変化が無い物の、「幅方向」に関しては1%程度の伸縮、膨張が見られます。
これは1メートルの幅の板なら、最大で1センチも動くというコトです。
合板を作る目的のひとつは、この木材特有の「動き」を抑えるコトにあります。
ベニヤは、奇数枚の単板を1枚ずつ交互に向きを変えて張り合わせて作ります。
これは、木材の繊維方向を交互に接着し固定する事で、板全体として発生する変形を防いでいるわけです。
また、同時に1枚の板(単板)自体の厚みを薄くする事で、木自体が膨張、収縮する変形の力を小さくし、それぞれの板の接着面をはがれにくくする意味も持っています。
対して、MDFやOSB合板は細かな木材チップを接着剤で固め合わせて作るような板です。
このタイプは、木材を細かくバラバラにし、それを再度接着するわけで、作りあがった板の中では、繊維自体は向きも関係なく固定されています。
結果として、無垢板のように、幅方向に対してだけ伸びたり、板が反るような事がありません。
以上のよう、合板は木の繊維が持つ、「方向性」という性質を打ち消すような構造を取ることによって、素材的、工業製品的に「安定」した性質を持つ木材(板)となるワケですね。
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