「ベニヤに関するあれこれ(5) ラワンベニヤのモノ作り(1)」
木のモノ作り
今日は治具作りばっかりしていました。
僕の工房のモノ作りは「小物」が多いので、頻繁に治具作りをしています。
木工屋っていうと、カンナやノミでもって、トンテンカーン!ってイメージかもしれませんが…
僕にとっての木工仕事は、この治具作りが、ノミやカンナの扱いと同等かそれ以上に重要な位置を占めています。
これまでも、何度か「治具」について話題にしていますので、これは重複した内容になりますが。
「治具」とは、モノ作りに使う道具、補助具の事です。
治具は機械加工における「ガイド」であったり、「定規」であったり、タイプはさまざまです。
「治具」があることによって、「高精度」な加工が可能になったり、「効率の良い」作業が可能になったり、「安全」に作業ができるようになります。
いずれも、プロの木工仕事としては重要な事です。
木工仕事で「治具作り」が重要な位置を占めるという意味もお解り頂けるでしょう。
治具(ルーター成形用)
この治具の材料には、ラワンベニヤを僕は使っています。
治具は、モノ作りの為の道具ですが、重要なのは「機能(使い勝手)」と「合理性」です。
治具作りの材料で重要な事は、(機械加工の)「ガイド」として使える、平面、直角の取れた素体である事。そして、加工性が良く、ローコストである事です。
ラワンベニヤは、規格化された工業製品として、一定の強度、平滑性、そして、適度な加工のしやすさを持っています。
MDFとも違い、ネジが利く素材なので、簡単にネジで組み立て、分解が可能。ボンドによる接着性能も高く、扱いやすいのです。
シナ合板などと比べれば、見た目は落ちますが、ラワンベニヤは治具の材料としては最適だと思います。