白馬岳登山(猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜白馬乗鞍〜白馬大池〜栂池)報告
◎アクセス道路地図 登山地図(国土地理院ウォンちず白馬岳南西へ)
日 時:宇ノ気発:2004年7月16日(金)22:00〜7月18日(日)20:00宇ノ気着
ル-ト:白馬村 猿倉⇒大雪渓⇒白馬山荘(泊)⇒小蓮華⇒白馬大池⇒栂池⇒ゴンドラ⇒栂池高原
(下山)
事故内容
1.登山時:梅雨末期の集中豪雨(暴風雨:瞬間風速20m/秒・みぞれ)のため、「避難小屋」付近
から歩行が困難になり目的の「白馬山荘」へ到着出来ず、急遽予定を変更し下の「村営白馬
頂上宿舎」に受付し、「白馬山荘」予約のキャンセルを入れ、宿泊した。
(最後の30分は女性1名のザックを男性が背負い、小屋に到着)
2.下山時:(瞬間風速20m/秒・降雨なし)長野県警山岳救助隊に相談し、「白馬大池・栂池」
ルートに予定を変更し安全な「大雪渓」ルートに変更しようとしたら、猿倉―白馬の道路の降水量
が多く通行止めとなったため、風は白馬大池までで栂池のゴンドラは確実に運転されている
という事を確認した上で、再度「白馬大池・栂池」ルートへ変更し下山した。
(女性1名の荷物を男性いくつかに分けて背負った上で、比較的体力の弱い方の女性を前の方
に、男女を交互に並べ歩行間隔を離さないように歩き下山する)
(下山後、各人に自宅へ下山した旨の電話連絡を行うよう指示する)
事故原因
1.出発前:a.前日の夜 出発前に2日間共 降雨を予測し、メンバーに「2日間中ずっと
ずぶぬれで登山」の通告しながらメンバーに十分理解させることが出来ず、
出発前の雰囲気に流されて宇ノ気を出発してしまった。
b.前日 白馬山荘に電話で現地の気象情報を確認し忘れてしまった。
2.登山時:a.事前に参加者の氏名を把握できず、猿倉でばたばたし「登山者カード」を出忘れ た。
b.「猿倉」・「白馬尻」・「大雪渓中間地点」・「大雪渓最上段点」の4ケ所で
天候を確認し、下山の判断をする予定であったが、これらの場所では強風発生の 予測が出来ず、更に前進してしまい、下山するタイミングを逃してしまった。
c.「大雪渓」からパーティが分解してしまい、先行グループをコントロール出来なく
なった。
d.先行グループが「村営頂上宿舎のレストラン」に避難していたが、その事が
後続グループに連絡が取れなかった。
マナー・訓練
a.集合スタートが遅い。(建物の玄関をふさいで他の人が通れなくしてしまう)
b.小休止と休憩の判断ができていない。
c.登山道を外れる。(誘導ロープ外や雪渓の足跡以外を歩く)
d.一定の速度で歩けない。(前に出たり後ろに下がったり、他の調子を狂わす)
e.他人の歩行速度に合わせる事ができない。(一番遅い人に合わせる)
f.観光旅行との区別がついていない。
g.小休止・休憩の時に登山道をふさいでしまい、他のパーティに迷惑をかける。
h.歩行中に写真撮影のため登山道で止まり、他のパーティに迷惑をかける。
i.小休止毎にやたらと写真撮影を行い、小休止ができない。
j.中間で大きな声で話し、先頭と後尾のリーダー・サブリーダー間の連絡が出来ない
登山経験の少ない人が多いので、マナーを含めて基礎を勉強した方がよいと思う
装備・体制
a.トランシーバー:リーダー・サブリーダー・介護者間の連絡用に3台持参したい。
b.ロープ:体力の弱い女性を参加させる時は、ロープを持参したい。
c.本 部:当日参加しない経験者宅を本部とし、現地から連絡できるようにする。