中東戦争は拡大の一途です
停戦するかと思いきや,停戦拒否したり,ライス長官が仲介に成功するかと思いきや頓挫しています.
イスラエルは相反する方針で内部が一枚岩ではないのです
つまり和平現実派と右派の対立が根底にあります
右派はここで一気に第三次世界大戦にもって行ってイランの政権転覆と民主化,シリアとヨルダンの民主化を成し遂げて大イスラエル構想を実現に移したいのです(イスラエルが永遠に存続し,かつ中東の中心国家となる構想)
そのために,この戦争を究極まで拡大してアメリカを引きずり込んで第三次世界大戦にする必要があるのです
ネオコンはこのイスラエル右派の米国における支店の役割をしているので,第三次世界大戦化に反対せず,むしろ影で煽っているわけです
小生は前記事において,土用期間と8月は要注意と書きました
良きにしろ悪しきにしろ事態が動くのは8月の節入り前後になります
(土用期間中の解決は難しい)
世界はいま,大戦の瀬戸際です.
2000年以上に及ぶ流浪生活からユダヤ民族は大イスラエルの誕生を待ち望んでいるのです.これはもう信仰なのです.
シャロン首相は軍人出身で右派でしたが,昨年末に急に中道派に鞍替えしてガザから撤退して,パレスチナと妥協しようとしました
これは「民族が滅亡しても一か八かの大イスラエル構想に邁進するか,アラブと妥協して民族の安泰は図るか」の選択に迫られて,後者を選択した結果です.
ところが・・・・
歴史は皮肉なもので,シャロン首相が現実路線に妥協した途端に脳卒中の病に倒れました.
前記事「官邸へのメール」において中東問題の危険性について小生は小泉総理に訴えました.
あのときシャロン首相の発作が遅れて小泉さんと会談していたら大変なことになっていました.小泉さんはシャロン首相の妥協路線に対して資金提供などの協力を予定していたのです.
http://green.ap.teacup.com/kyusiro/128.html
小生はメールにおいて,その計画は大変危険であり,内部が一枚岩ではないイスラエルに深入りすると日本がシオニスト計画に引きずり込まれて足抜けできないようにされる恐れがあり,アラブの怨敵になるかもしれないと危惧を伝えました.
その後の展開を考えると,まんざら外れていないと思われます.
もはや米国はイスラエル右派を切り捨てることはできず,アラブと決別することを余儀なくされています.
日本が追従する必要はないのです
その意味で,サミット前の小泉総理の中東外遊での平和の回廊構想は,大戦争後のイスラエルとアラブ間の共存の種まきのような内容であり,賢明です.両方に対して肩入れせず,悪く言えば意味の無い外交でした.しかし,それくらいでちょうど良いのです(もしかしたら官邸は小生の忠告を聞いてくれたのでしょうか?)
今現在,世界と米国の協調派(ライスさん)は第三次世界大戦化を必死で回避しようとしています
この8月の節入り(8月7日)前後が鍵です
戦争はこりごりです
神に祈らずにはいられません.