■議会改革小委員会で奮闘
現在、各派の幹事長などで構成する「議会改革小委員会」で今後の議会運営の改革をめぐって議論が続いています。
ここで現在議論になっいるのが「議会だより」の「氏名掲載問題」。各定例議会ごとに各戸配布される「議会だより」には、一般質問の主な内容が掲載されていますが、「問い」「答え」となって、誰がどういう質問をしたかはわからないようになっています。これをそれぞれ氏名を掲載すべき、との議論があるのですが、保守系会派は「一部議員のパフォーマンスにつながる」などの理由から難色を示し、かわりに「質問の回数や時間を制限するなら考えてもいい」と言い出しています。
この議論が堂堂巡りして2ヶ月も続いていましたが、僕は議論だけしていても埒があかない、と独自に調査活動を開始。新潟市も参加している「全国市議会議長会」の研究機関が「地方分権時代の議会運営」に関する詳細な調査研究をすでに数年前に報告していることを突き止め、その中に現在新潟市議会で議論中の「議会だより」に関しても「氏名を掲載して顔を見える形にすべき」等と明言され、また保守系会派が持ち出している「質問の時間制限」も「できるだけ制限は撤廃する方向で検討すべき」と書かれていることがわかり、先日の委員会ではこれら事実を提示し、「こういう方向に沿った議論をすべきである」と提案しました。
何しろ保守系会派も無視はできない「全国市議会議長会」(年間新潟市は200万円以上を分担)の報告書ですから、僕としては彼らをぎゃふんと言わせる決定打と思って提起したのですが、それなりのインパクトを与えたものの、「まあそれはそれ、勉強したい人は勉強すれば」などと言い出す始末。決定打と思って革新陣営の根回しが不十分だったこともあって一部改革派陣営からも「あくまでも参考意見に」などと言われてしまいました。しかしいくつかの会派からは大賛成してもらい、会議の終わった後も「いやあ、あんなすばらしい報告書が出ていたとは知らなかった。ヒットだったね」と感心されました。結果的に議論は継続していますが、こっちの調査能力、問題提起能力は十分発揮することができたし、今後あらためてこの議論を重ねていこうと思っています。1年生ということで経験不足から来る「根回し」ってやつも、次回からはちゃんとやろうと思っています。
■総務常任委員会
私が所属する「総務常任委員会」は市政全般に関わることや予算・契約などの課題を扱います。今回の議論の中で、本会議や他の委員会で指摘された「水道工事に関する不自然な入札結果」のあり方が総務常任委員会でも触れられました。10区間くらいの工事を、5社で2つづつ、しかも前半の工事と後半の工事を各ひとつづつ、きれいに「分担し」ているようにも見える入札結果となっているものです。市当局は当然にも「入札はひとつひとつ完結したか形で公明正大にやられている」との立場を崩しません。
僕はこの議論の最後に発言し、「入札結果を見ると、ひとつひとつの競争入札が10社以上の完全に競争入札でおこなわれたとして、このような『きれいな』形に並ぶというのは順列組合せで考えればきわめて確率的に低い結果である。私は大学の研究者だったが、われわれの世界では確率的に低い結果が生じれば『なぜそうなったのか』を明確に説明しなければならない。市当局としてはもちろんひとつひとつの入札を公正にやっていることは確信するが、一方でひとつひとつあるいは全体の結果を分析し、不自然なものとなっていればなぜそうなったのかを分析するという姿勢も今後必要なのではないか」と提起。
この発言には他の委員からも「いいこと言うなあ」「論理的」と賛同、市の担当官も納得した表情でした。
■イラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書取りまとめ 賛成多数で可決!
同じく上記「総務常任委員会」に付託された、市民グループからの陳情で「戦闘状態の続くイラクへの自衛隊の派遣の中止を求める意見書について」についいて委員会で議論。継続審議や不採択の意見のある中、私は「もともと攻撃の理由とされた『大量破壊兵器』の存在も確認されていない。また、政権与党である自民との複数の県内国会議員も自衛隊派遣には批判的である。さらに自衛隊幹部出身者である加茂市長も、自らの経験から、政府に対しては厳しい批判を公式に表明している。有事法制や自衛隊のあり方をめぐってはそれぞれ立場もあろうが、現に戦闘状態の続くイラクへの自衛隊派遣の中止については多くの会派が一致できるはず」と強く採択を主張。
革新系会派の委員からは次々賛意が表明され、採決の結果可否同数、社民党の委員長裁定で採択となりました。
これが本会議にかかることになり、採択の方向となったので意見書文案のとりまとめや会派間の調整を担当しました。本会議でも提案理由の説明を担当し、採決の結果28対22で可決となりました。会派構成から考えて単純にいったら可決は容易ではなかったたぐいの問題なのですが、6月の議長選等を通した保守系の一部や中間派の議員達との信頼関係、そして彼らの政治的スタンスにも配慮した意見書内容(とは言ってもいうべきところは論理的に主張したものになっています)も、可決の一因であると自負しています。