6月2日は新潟市の「非核平和宣言を考える懇談会」。
北東アジアの平和のため、いわゆる「市民運動」関係者、国際交流ボランティア関係者、被爆体験者だけでなく、横田めぐみさんのお父さんの滋さんや北朝鮮問題でテレビなどでよく出演している静岡県立大の伊豆見教授なども懇談会のメンバーに指名されるなど異色の取り合わせ。
横田さんは自己紹介で広島に赴任していた頃の経験にも触れ、被爆者の皆さんの状況に言及、戦争や原爆の悲惨さについて発言。心を打つ中身でした。
宣言については、すでに全国70%ほどの自治体が宣言している中で、今日(こんにち)性と新潟らしさを出すべきという点では全員一致。
議論の中で、新潟市が原爆投下予定地だったこと、当時の畠田知事が国の方針に逆らって新潟市民の緊急疎開をおこなったことなども複数の委員から発言がありました。これは僕が1年目の代表質問で触れたエピソードでもあり、最近市長もあちこちで発言されているようです。
さて、伊豆見委員から、挑発的な発言も。
いわゆる「非核三原則」のうち、「持たず」「作らず」という二大原則を守るためにも、三つ目の「持ち込ませず」は、北朝鮮との関係を考えると考え直す必要があるのでは、という問題提起。横田さんもこれに同調。確かに、横田さんのお気持ちもよくわかります。
終了後、テレビ局(NT21)が僕にインタビュー。連日お茶の間に登場することに。
僕は、すでに米軍のイージス艦が新潟港に入港するようになっているが、イージス艦は防衛のために使用されたことは一度もなく、各地の戦争で侵略攻撃を繰り返しており、核を含めた米軍の戦力を「持ち込ませる」ことはそうした侵略戦争を新潟が支えることになる、と指摘。したがって、日本の安全を守るためだけでなく、北東アジアや世界の平和と安定を守るためにも「持ち込ませない」も堅持するべき、と主張。
※なお、イージス艦の「防衛能力」はきわめて疑問で、実戦に比べたら到底問題にならないような単純なミサイル実験(シナリオが事前にわかっており、しかも一方向から1発のみのミサイルを発射して打ち落とす)でも、成功したり失敗したり。当たるも八卦どころか、実戦ではほとんど当たらない。実際は攻撃のために盛んに使われているのが実態。しかも国際社会で非難され続ける戦争の先陣を切って闘っている軍艦です。
非核だけでなく、新潟が平和へ向けたメッセージを世界に向けて発信することは大切なこと。
以前の日誌にも紹介しましたが、昨年のイージス艦入港時、新潟での市民の反対行動や、篠田市長が反対の意向を表明したことが、台湾や中国の新聞のホームページの「国際記事」として取り上げられています。
↓篠田市長がイージス艦に反対の意向を表明の記事(2004/10/12)
↓入港反対集会を伝える記事(2004/10/11)

↑「新潟市議会議員中山均」の発言まで出ています。
↓こうした記事は「イラクで米軍が攻撃にあって2名死亡5名受傷」のような国際記事と同列に。
これと類似の記事は中国・台湾の複数のメディアに掲載されています。
対岸諸国の主張が100%正しいかと言えば疑問のところもありますが、日本にも極端な論調が目につきます。対岸諸国の市民はわれわれを注目しています。
新潟から世界に向けた平和のメッセージとなるような宣言の実現を望みます。