2018/3/26

ボンド・クラッシュ・・・異次元緩和がハードランニングしたらどうなるの?  分類なし
 
前の記事で日銀の当座預金が日本国債を支えている事を書きましたが、これが一気に現金化されるというのが今回の妄想。


■ ボンド・クラッシュ ■

米国債金利がジリジリと上昇していますが、この要因が将来的な景気拡大を反映しているのか、或いはトランプ政権の経済政策の失敗を予想した悪い金利上昇かの判断が難しい。

ただ、株価が急落するなど、リスクオフの局面でも米国債金利は比較的高い水準を保っており、何となく「イヤな気配」が漂っています。

仮に米国でバブルが弾けた時、同時に米国債金利も跳ね上がると、世界中の国債市場から資金が流出するケースも考えられます。「取り合えず現金が一番安全」となるのです。

こうなると、金融機関はリーマンショックの時と同様に資産を現金化しようとパニックになります。これによって、ドルの需要が一気に高まり、各銀行は手持ちのドルを手放さない為のドルの流動性が一瞬で枯渇して、経営破綻する金融機関が続出します。

仮に上記の様な事が海外で起きた時、「国債危機」や「ボンド・クラッシュ」などという世界的な「国債売りパニック」が発生すると、日本国債市場にも影響を与えます。多分、海外の投資家日本国債を一気に手放すでしょう。

これで、国債金利がポンと跳ね上がると、日本の金融機関もビビリます。「国債金利上昇=国債価格の低下」ですから、運用担当者は国債を売るか売らないかの判断を迫られます。

ここで誰かが耐えきれなくて売り始めると、国内の金融機関にもパニック売りが広がります。しかし、日銀が大量の現金を発行(国債を金融機関から買い取る)れば、金利は抑え込めるかもしれません。金融機関が国債を売却した資金を日銀の当座預金にブタ積する限り、市中の現金は増えず、悪い物価上昇も抑制されます。

■ 本当に怖いのは国民 ■

なーんだ、大丈夫じゃないか・・・と思われた方もいらしゃるかも知れませんが、怖いのは国民です。

仮に海外で「ボンド・クラッシュ」が起きた場合、多くの銀行が破綻する危機のニュースが国内にも広がるハズ。そして、国債発行量で日本国債は世界トップレベル・・・。すると、日本人も「銀行が危ない」と考える人が増えるかも知れません。

「銀行が危ない」と考えた人々は、預金を引き出そうと銀行に殺到します。この連鎖が起きると銀行は手持ち資金が不足してシャッターを開けられなくなります。バンク・ホリデーと呼ばれます。

銀行は預金解約に備えて日銀の当座預金を切り崩して現金を手当しようと考えます。

さて、ここで問題です。日銀のバランスシートの国債の反対側にあるものは何か・・・銀行の当座預金です。これが減った場合、本来日銀は日本国債を売却してバランスを取るのですが、既に国債の買い手は存在しません。

そこで、日銀は日銀券をガバガバ発行してこれを補います。この日銀券は銀行を介して、銀行の窓口に殺到した人達に渡るので、一気に何十億円という現金が市中に出回る事で、「悪いインフレ」が加速します。


これを防ぐ手立ては一つだけ。預金封鎖です。


台湾から金を密輸するというニュースが続いていますが・・・通貨を信用していない人が増えているのでしょうか・・・・。
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2018/2/26

縮小の時代のインフラ・・・自然に戻す  分類なし


■ 人口(人命)と生産設備の将来推移 ■


先日のエントリー人口減少時代のインフラ整備・・・やがて来る「強制的な選択と集中」に「インフラ研究者さん」より再び詳しいコメントを頂きました。

まとめてみます

1) 人口増加期には人口と生産設備が右肩上がりに増加し、減少期には右肩下がりに減少
   これをグラフ化すると、左右対称の三角形を合わせた様になる
2) 現在整備されるインフラは、将来的な三角形の面積を守る事でペイされる
4) 公共事業における金利負担のウェイトは大きいので、金利の低い現在はインフラの再構築
   には好条件

■ そこで、私なりにグラフ化してみました。 ■

クリックすると元のサイズで表示します

1)現在の出生数が続くと、人口減少は増加時期よりも急激に進行する
2)2100年には明治期の人口まで縮小する可能性が有る
3)人口増加期は若年人口の比率が増加するので生産性が向上する
4)人口減少期は老人人口の比率が増加するので生産性は低下する

どこの先進国の少子化対策も抜本的に人口減少に歯止めを掛ける事が出来ていません。アメリカやヨーロッパで生産人口を支えているのは移民とその子孫です。日本がこのまま移民を受け入れなければ、上のグラフの様に左右非対称となるハズです。

さらに、上のグラフは日本全体での変化ですから、過疎地域では既に人口減少と超高齢化が相当に進行しています。

実際には日本は研修生や留学生として大量の移民を受け入れています。国連の統計ではドイツに次ぐ移民大国になっており、彼らの労働力が現在の日本の生産・流通を支えています。

■ 人口減少地域では50年後のインフラの更新が難しくなる ■

仮に現在整備されているインフラが50年後に更新時期を迎えたとして、スペックダウンする事が可能でしょうか?例えば、「お金が無いので防潮堤を低くします」とか「お金が無いので、堤防の強度を弱くします」という事は有り得ません。

縮小が約束されている日本において、重要性が高いインフラから再整備を行うと、重要度の低いインフラや人口の少ない地域のインフラは老朽化したまま解体される事も無く放棄される可能性も高い。

ですから、50年後に防災インフラが整備出来ない地域、或いは交通インフラを維持出来ない地域の人口は大幅に減少するハズです。

■ 整備しない事で選択と集中を促す ■

高度成長期に大量に整備された橋梁やトンネル、護岸や堤防といったインフラは現在築50年を迎え、次々に更新時期に入っています。国交省では今後、年間5兆円程度ずつ、これらの老朽化したインフラの更新費用が発生すると予測しています。

国や県が管理する道路の老朽化対策は計画的に進行していますが、市や町や村の管理する橋やトンネルなどは、更新出来ない物が増えています。

私は自転車で千葉の田舎を走り回る事を趣味としていますが、県道のトンネルが崩落しても、迂回路がある場合は復旧に1年掛かるケースが在ります。君津市の亀山ダムには沢山の橋が架かっていますが、通行止めのままの橋も出て来ています。すぐ近くに別の橋があるので、整備しなくても事足りているのです。

この様に、高度成長期に整備されたインフラでも、代替えインフラが存在する場合は、再整備されないケースが出て来ています。地方は高齢化が進行して財政がひっ迫しているので、今後、この様なケースが増えて来ます。

山奥の限界集落などでは、放棄される地域も増えて来るはずです。

■ 日本の小規模集落は災害に弱い ■

日本独自の問題も在ります。

日本は国土に平地が少なく、小規模集落の多くが山間部や、沿岸の入江などに点在しています。これらの地域は自然災害の危険地域で、本来人が住むのには適しません。

1)斜面崩落の危険地域
2)扇状地など土石流の危険地域
3)入江など津波の危険地域

平地の広く分布する地域に比べ、これらの地域は防災インフラへの依存度が高い。一方で、高齢化が進んだ地域が多く、地域内で防災コストを負担する事は出来ません。

■ GDP(税収)の「減少により人並の安全」を保障出来なくなる ■

高度成長期以降、地方のインフラ整備には「所得再分配」の機能も多く含まれていました。若者が都会へ流出した地域は所得も低く地域経済は自立する事が出来なくなります。そこで、輸出産業や都会のサービス業から上がる税収を地方に還元する役割を公共事業が担って来ました。

「無駄なインフラ」が「無駄では無い」理由がここに在りました。

しかし、日本の成長は人口ピーク時を境に低下に転じるハズです。現在、潜在成長率はゼロ近辺ですが(政府の発表しているGDPの拡大は統計に研究開発費を含めるなど以前のデータに比べる場合には「水増し」されている)、今後、高齢化が進む中でマイナスに転じるハズです。

さらに、非正規雇用の増加によって労働者への配分が低下して所得税が減る一方で、法人税は減税されるので、税収にマイナスのバイアスが掛かっています。

「人並みの安全」を全ての国民の保証出来た時代は終焉を迎えようとしています。

■ 国債の信用低下(金利上昇)の時代が始まる ■

現在の日本は「異次元緩和=日銀の国債新発国債の全量買い入れ=財政ファイナンス」によって財政を支えていますが、これは永続的では有りません。

既にアメリカで長期金利の上昇が始まっていますが、「悪性のインフレ率の上昇=国債の信用低下」は世界の国に波及するハズで、これがこの次の金融危機の本丸となると私は妄想しています。

仮に国債金利が上昇し始めると・・・日本の財政破綻の時期が早まります。

■ 次世代の防災技術 ■

ここまで書いて来ると、「人力は地方の人を見捨てるのか!!」とお叱りを受けるかも知れません。ただ、私は「従来のインフラ整備」の財政的限界を述べたに過ぎません。

では「持続可能な防災インフラ」の整備は出来ないのか?・・・私はこの点に着目します。

例えば、東日本大震災の津波被害地域では、コンクリート製の高さ十数メートルの防潮堤が建設されていますが、この寿命は50年です。

では、仮に、行政が沿岸部(多くは津波で一時的に人が住めなくなっています)の人を移住させ、盛り土と植樹による防潮堤を築けばどうでしょう。景観も有る程度保全され、50年以上防災効果を発揮する事が出来るのでは無いか?

■ 崩れる山を人の力で維持出来るのか? ■

同様な事が砂防ダムにも言えます。「山は崩れるもの」です。特に伐採などによって荒れた山は崩れ易い。それを砂防ダムで食い止めるのは「イタチごっこ」に近いものが有ります。これも将来、きっと行き詰まります。

本来は土石流被害の多い扇状地や山間部の谷間は人の居住に適していないので、この様な地域を「危険地域」に指定して居住を制限すべきですが、近代の防災は人の力と土木技術でこれを克服して来ました。土石流や洪水被害が発生する度に、河川の上流域でも河川改修工事が行われ、自然な流れと景観が失われて来ました。

確かにこれらの防災インフラは、本来人が居住すべきでない地域の人命を守って来ましたが、狭い流路に押し込められた流れは、予想を上回る降水が起きれば氾濫し、堤防を破壊し、場合により人命が失われます。

この様な山間部や上流部の砂防や治水の方法として、自然林の保水能力が見直されています。今後、人口が減少する日本では国産材の需要も低下しますから、当然人工林の必要面積も減ります。そもそも林業従事者が減少の一途の中で、林業の維持は難しい。そこで、維持出来なくなった地域から自然林を回復させる手助けを林業の仕事の一つにするのはどうか?

砂防予算や治水予算の一部を振り分け、コンクリート建造物を自然林に置き換えると考えれば不可能では無いはずです。

■ 保守とお金が掛かる防災から、「放置」の防災へ ■

個人の権利が必用以上に守られた日本では強制移住は難しいのですが、防災インフラが維持出来なくなれば、危険な地域から徐々に人は住まなくなります。

1) 危険地域の人口減少
2) 防災インフラをコンクリートから自然防災に移行

「コンクリートの土木工事が所得再配分の方法」という固定観念を捨てれば、持続可能な防災インフラの整備が出来るのでは無いか・・・・あくまでも素人考えですが、縮小の時代には、縮小の思考も必要では無いかと妄想します。

そして、それが子供達世代に美しい日本の風景を残すものであれば嬉しい。
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2018/2/13

「疑似知性」と「知性」・・・AIは本当に人間には勝てないのか?  分類なし
 

落書き程度の記事。



AIブームは何度か起きていますが、現在のブームは「深層学習」のプログラミングの発達に支えられています。深層学習の原理自体は相当以前から存在しますが、多数の処理過程を高速に処理するコンピューター技術の発展によってAIが著しく進歩し、さらにビックデータと結び着く事で、「利用価値」が生まれて来ました。

「深層学習」は人間の脳のニューラルネットワークをモデルにした様なもので、最初の学習こそ、元になるデータや、学習プログラムノパラメーターを細かく人間が設定してあげる必要が有りますが、ある程度AIが学習すると、学習速度もデータ処理速度も飛躍的に向上します。

最近話題の量子コンピューターは処理速度が現在のコンピューターとは桁違いに早いので、量子コンピューターが実用に至ると、AIの学習スピードはさらに向上します。現在のAIが生まれたての子供の脳だとすると、次世代のAIはそれなりの「疑似的思考」をこなす様になるかも知れません。

データ処理や単純作業はコンピューターの得意とする所ですが、この過程に「試行錯誤」が加わると考えればAIの特質は理解し易くなるかも知れません。

AIは与えられた作業に対して様々なシミュレーションを瞬時に大量に行い最適解を高速で見つけて行く事は得意ですが、現在はその「思考(試行)過程」を人が調整しています、これすらもAIが自律的に行う様になると、作業の内容によっては人間は太刀打ちできない分野が増えてきます。

それとAIの怖い所は、初期学習を飛ばせる所でしょう。先行するAIが学習して取得した内容はコピー出来ます。人間がオギャーと生まれて長い時間を掛けて習得する学習や経験をコピーで済ませ、さらにはコピーで増やせる訳ですから、これは非常に恐ろしい事です。

科学技術はある「境界点」を越えると急速に進歩する傾向が有ります。AIでは「同時に処理できる数」が飛躍的に増えると、どこかの時点で「境界点」を突破して、人間の知性を「超える」可能性も有ります。そもそも脳の働き自体がニューラルネットワークの電子的活動なのですから、これを機械が模倣出来ない訳が無く、現在の技術で不可能であっても、将来的には充分に可能になる。

とまあ、こんな事を言うと、ペジイコンピューターみたいに国からお金が沢山貰えるらしい・・・。SFファンの私は・・・AIの進歩を見てみたい。それこそAIが自我を獲得したらどうなるのか、興味は尽きません。SFって未来を予見するんですよ。ハイラインの「夏への扉」を読むと驚きますが、現在は当時の「夢物語」のはるか先の技術を私達は利用しています。
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2018/2/13

労働の質の低下・・・機械以下の労働者  分類なし


■ レンジフードの換気扇モータのベアリング交換に挑戦 ■

キッチンのレンジフード(換気扇)の騒音が大きくなっきた。多分、ベアリングのグリースが切れたのだろう。21年間使っているので、そろそろ交換の時期です。

モータ単体の部品販売はメーカーがやっていません(これ、システムキッチンをリフォームさせる為の罠だよね)。部品交換では無く、レンジフード全体を交換する必要が有ります。

全体を交換するなら、ダメ元でモーターを分解してベアリングを交換してやろうと、ベアリングを抜く工具を近くのホームセンターへ買いに行きました。

■ ホームセンターの店員の質って、いつからこんなに酷くなったの? ■

陳列作業をている若い男性店員に「ギアプーラー在りますか」と聞いたら、無言で手にしていた段ボールを床にドン!と置いて、無言で案内してくれた。商品は確かにそこに在ったのですが、腹が立ったので買わずに他のホームセンターに行った。

次のホームセンターで、工具売り場で暇そうにしていた中年店員に「ギアプーラー在りますか」と聞いたら「・・・」。どうやら分からないらしい。彼は詳しそうな他の店員に尋ねようとしたが電話中。隣に居た若い女性店員がスマホで検索して、「コレですか?」と画面を私に見せてくれた。「そうそう、コレ」と言うと、案内してくれた。

・・・ネットよりも随分高い金額だったので、家に帰ってネットで「ポチっとな」したら、翌日には届いた。

■ リアル店舗の店員が専門性や商品知識を失ったらネット通販に負ける通販 ■

工具は使い方のコツなどを知りたいからリアル店舗で買いたい。ところが店員の質がここまで低下すると、ネットの方が情報的にも勝ってしまう。ネットには換気扇のベアリング交換のブログ記事が沢山アップされているし、工具のネット通販の詳細説明も、売り場に有る商品のパッケージよりも詳しく書かれています。

確かにホームセンターのアルバイト店員などは時給が安く、商品知識の習熟意欲も生まれて来ないだろう。しかし、それでは日本人のサービス業の労働は、どんどんネットに奪われて行く。あるいはやる気のある外国人店員の方が気持ち良く買い物が出来る。結果的にリアル店舗の仕事を失った人は、amazonなどの流通倉庫で機械でも出来る仕事に就く事になる。

ところで換気扇・・・ギアの騒音が無くなったが、モーター軸が曲がったのか、今度はカラカラと小さな騒音がする・・・。色々とクヤシイ。
5

2018/1/4

人力箱根駅伝・・・達成ならず  分類なし
 
■ 人力箱根駅伝 ■

2日は実家に挨拶に行き、TVで箱根駅伝を観戦しました。一昨年ぐらい前までは、自転車で大手町から箱根の最高点まで、駅伝の交通規制に引っかかない様に走るという「箱根駅伝から逃げる」という勝手イベントをやっていましたが、最近は挑戦する自転車乗りが増えてしまい、先行する自転車を抜く度に車道側に出るのが大変。7時過ぎに大手町を出発するので、先行する自転車が多すぎる・・。

駅伝を沿道で応援すると、選手は一瞬で目の前を通り過ぎてしまうので、暖かい部屋でTV観戦が一番。箱根の最高点なんて気温2度ですから・・・。

そんなこんなで、3日も朝から熱燗飲んで、まったりと家内の携帯で駅伝を観戦していましたが(TVが無いので)、8区に入ると、どうも体がウズウズします。細胞レベルで駅伝を生で観戦したいと訴えて来ます。

そこで、おもむろに・・・ジョギングの支度をして家を出ます。12時を過ぎていたので、大手町まで15kmは走れませんが、途中までは走って気持ちを盛り上げる事に。東西線の南砂町まで来て13時になってしまったので、ここから地下鉄で大手町のゴールを目指しますが・・・どうやら青学が15km地点を既に通過しているみたいだ。

これだと大手町ゴールに微妙なタイミングなので、日本橋で地下鉄を降り、コリドー前で観戦する事に。沿道は既に人だかりとなっています。正面に陣取った青学OBが校歌を歌い始めました・・・チッ!

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判官贔屓の私は、久しぶりの上位入賞を目指す東海大の応援団に紛れ込みます。9区まで3位だったはずです。

こちらの応援団、「ねえ、校歌歌える?」「いえ、私、校歌知らないもので・・・」「だよねーーー」って感じで、6大学などとは大分雰囲気が違います。

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2位の東洋大学が通過して、しばらくすると3位の東海大がやって来ます。「東海大のランナーは川端です」というOBの指示で、「カワバター!! ガンバレー!!」と大声を張り上げますが・・・目の前を通り過ぎたのは「エンジ色」のユニフォーム・・・・?「エーーー、早稲田に抜かれてる!!」という悲鳴が周囲から上がり、続いて白いユニフォームと青のユニフォームが通過します。「エーーー日体大にも抜かれそぅーー!!」又も悲鳴が上がります。

結局東海大は5位でした。今年は青学の連覇を東海大か神奈川大学が阻むのでは無いかと注目された箱根駅伝ですが、結果は青学の独走。・・・うーん残念。

■ 箱根駅伝の功罪 ■

実は私、箱根駅伝、大好きですが、これを正式なレースだとは思っていません。だいたい「関東大学駅伝」ですから関東以外の大学は出場出来ませんし。

そもそも、箱根の山越えをするレースって、自転車競技じゃないんだから・・・・。

例年、往路の順位は箱根の山越えで大きく入れ替わります。山で活躍した選手は今井君や柏原君の様に「山の神」などと注目されますが、実は山登りの速い選手は実業団で活躍出来ないのが一般的。普通の長距離レースは平地の高速レースですから。(今井君は例外的に成績を出し始めていますね)

山登りは、体重の軽い小柄の選手が、歩幅の狭いピッチ走法で走った方が有利。一方、平地の高速レースでは、大柄な選手が、大きなストライドで走らないと世界には通用しません。

箱根ランナーで現在も活躍している筆頭は、東海大学の黄金期を支えた佐藤悠基が先ず頭に浮かびます。(今回も解説でしたね)。サングラスを掛けて2区を疾走する彼の姿は、ターミネーターを思わせましたが、卒業後は1万mで全日本4連覇を達成するなど活躍しました。

彼のインタビューがネットに在りますが、「日本のランナーは箱根駅伝に出る事を目標にしている人が多すぎる。だから実業団に入って目標無く走っているから記録が残せない。世界を目指しているランナーが少なすぎる」

もっとも、その佐藤悠基にした所で1万mのタイムは世界記録から1分以上も遅い訳で・・・・箱根駅伝のお祭り騒ぎの一方で、日本のお家芸でもあった長距離で世界との差が広がっています。


■ 川内、極寒ー17℃のマラソンで優勝 ■

そんなお寒い日本に長距離界にあって、もっとお寒いニュースが飛び込んで来ました。

川内優輝選手(埼玉県庁)が米ボストンで行われた「マーシュフィールド・ニューイヤーズデイ・マラソン」で優勝したそうです。何と、極寒、−17℃で行われたレースで、彼は全身タイツに目無帽といういで立ちで出走。

タイムは2時間18分56秒という、この気温では驚異的なタイムらしく、地元メディアも大きく伝えています。ちなみにこのレース、フルマラソンにエントリーしたのは3人だけで、完走は川内のみだったとか・・・。

さらに、川内の2時間20分切のレースーは76度目で、これも米国人が持つ75度という記録を抜いたとか・・・。

川内は箱根駅伝は学連選抜で出場していますが、当時は目立つ選手ではありませんでした。卒業後も埼玉県庁でフルタイムで働きながら、数多くのマラソンに出場する「市民ランナーの星」みんたいな存在でしたが・・・・。

まあ、真剣にマラソンに打ち込んでいる多くの実業団の選手からすれば…目の上のタンコブと言うか、イヤな存在なのでしょう。日本陸連からしても、もっと計画的にトレーニングをすればタイムが伸びるのにと歯痒と思うのですが・・・やはり川内は川内ですから。


そんな、こんなんで、今年はランニング復活の年として、正月から走ってます!!

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