2017/9/9

<再録>HARRPのアンテナは太陽風を観測している・・・太陽風と地磁気と地震  エコロジー
 
2012.01.26の記事の再録となります。




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■ HARRPは太陽風を観測するアンテナ ■

ネットには「HARRPは地震兵器」という記事が目立ちますが、
私はHARRPの観測波形が地震に先だって大きく揺れるのは、
地震を発生させているのでは無く、地震の原因現象を観測した結果だと思います。

HARRPは強力な電磁波を大気に照射して、電離状態を作り出し、
人工的なオーロラを作り出す装置と私は解釈します。
その人工的なオーロラを観測する事で、
大気や地磁気の変化などを観測しているのだと思います。
言わば巨大な電子レンジで大気を電離化し、
高精度のアンテナで大気や磁気を観測するのはHARRPです。

地震の直前にHARRPの観測波形に大きな変化が現れる事が知られています。
これはHARRPが作動しているのでは無く、
HARRPのアンテナが、磁気の変化を捉えていると考えるべきです。

ではHARRPは何を観測しているのでしょうか?
世間では「太陽風」を観測しているのだと言われています。
「太陽風」は文字通り太陽から吹きつける電荷を帯びた粒子の風です。
太陽内の爆発が、太陽表面に噴出するフレアーの出現に伴って増えます。

地球は大きな磁石ですから、電荷を持った粒子の流れである太陽風と
電磁気的に相互作用を及ぼし合います。
太陽風の質量は毎秒100万tとWikipediaには書かれています。

■ 太陽風が地震の原因になるのか? ■

HARRPが地震の前兆、あるいは原因を捉えているのであれば、
太陽風で地震が発生する可能性を検討する必要があります。

宇宙は広いので、その内のどの位が地球周辺に吹き寄せるかは不明ですが、
在る程度、密度があるとすれば、地球との間に反発力や斥力を生み出します。

実は地球には太陽風よりも強い力が働いています。
それは月の引力です。
月の引力は海水を引っ張り、潮汐力を生み出します。
引力ですから海水だけが引っ張られる訳では無く、
地球全体が月に引っ張られる訳で、潮位の変化を考えるに、
月の引力が地殻に与える力は小さくはありません。

それに比べて、太陽風の電磁気的力は月の引力に比べ小さな物と思われます。

■ 月の引力は地震の原因となるのか? ■

月の引力と、太陽風と地震の関係を調べたブログを見つけたので紹介します。

http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51832100.html
「世の中の不思議をHardThinkします」

月齢と地震、太陽風と地震の相関をグラフ化されていたので拝借いたします。

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上のグラフは月齢と茨城以北の東北地方の
2011年3月1日から4月28日までに発生した地震の相関をグラフ化されています。

ブログ主様は月齢ゼロが新月ですので、
月の引力が最大になるのは新月と満月ですから
月齢がゼロと14の日になります。

本来ならば月例ゼロと月例14にピークを持つ
サインカーブで月の引力の強弱を示した方が、
地震との相関が分かり易くなります。

3月11日の東北大震災は「月齢6」
4月11日の大きな余震は「月齢7」
4月30日の大きな余震は「月齢26」
今年1月1日の大きな余震は「月齢6」

「月齢0」と「月齢14」が月の引力が最大となります。
「月齢7」と「月齢21」が月の引力が最小となります。
(月の引力が変化するのでは無く、太陽と月の位置によって合算引力が変化します)

東北地震の大きな余震は、1カ月周期で発生している事が報道されていますので
月の引力と地震の間には何らかの相関がある事が予測されます。
(但し4月30日は例外です)

このグラフのデータは東北の1011年3月と4月だけなので、
世界的規模のデータが無ければ、相関があるかどうかはっきりしませんが、
このグラフだけ見れば、月の引力が最小になる時期に
東北では大きな地震が発生していた事になります。

ここで注意が必要なのは、月の引力は一日の2回の周期で変異する事です。
満潮と干潮が一日に2回つずある事を思い出して下さい。
これは地球の自転によて発生する現象です。

何れにしても、このデータからは、
太陽と月の引力で、地球が大きく揺さぶれる時期よりも、
その振幅が小さい時期に大きな地震が発生し易い傾向が現れています。

本来、大きな地震が発生するすれば、
地殻に溜まった歪が、地球が月と太陽の引力で
大きく揺さぶられる時にこそ開放されそうなので
このデータをして、地震と月と太陽の引力の関係が
成立しているとも言い難いものがあります。

■ 太陽風は地震の原因となるのか? ■

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上のグラフは同じブログから拝借した、
太陽風の強さと東北の地震の相関です。

こちらは、強い相関がある様にも見えます。

そこで、先日の1月23日の午後8時45分に福島沖で発生した、
マグニチュード5.1の地震の前後のHARRPのデータを検証します。

http://www.haarp.alaska.edu/cgi-bin/magnetometer/gak-mag.cgi
上のURLはHARRPのホームページにあるオンラインデータです。

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赤い▼印が1月23日の地震の発生時刻です。
アラスカとの時差のがある事に注意が必要です。

HARRPの観測波形と、地震との相関は以前から指摘されています。
3月11日にも同様の傾向が見られましたが、
やはり1月23日の地震もHARRPの観測アンテナが
太陽風の高い影響を受信している時期に発生しています。

しかし、HARRPが大きな振幅を観測していても
大きな地震が発生しない事も多いので、
HARRPのデータからは、
「太陽風の影響で地震が発生する確率が若干高くなる」くらいしか言えません。

地震の震度の強弱は、地殻に溜まっている歪の大きさに左右されますから、
太陽風と地震の相関が判明しても、地震の規模までは予測出来ません。

いずれにしても「HARRPが地震兵器」などというのは風説だと思います。

■ 森谷教授のFM波の観測は地震の規模を予測出来る? ■

北海道大学の森谷教授のFM波の受信状態で地震を予知する方法は、
地震の規模と時期をある程度予測出来る意味で
現在行われている地震予知の中では、ある程度の実績を上げている
数少ない予知方法です。

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1) 地震の発生する前の一時期に、本来受信されない地域のFM放送が受信される
2) 受信できる時期が長い方が、地震の規模が大きくなる
3) 受信が終了してから、数日を置いて、地震が発生する

森谷教授は三角測量の原理で、震源地在る程度予測しています。

森谷氏の予測では1月下旬に東北から千葉県東方沖での
規模の大きな地震に注意を呼び掛けています。

それが、先日1月23日の地震ではマグニチュードが小さすぎます。

森谷氏の観測網は北海道中心なので、
東北や関東の地震予知は不可能とも思われ、
森谷氏情報の信憑性を疑う人もいらっしゃるようです。

■ 予知は発生確率なので、外れて当たり前 ■

地震予知に決定打が無い事は事実ですが、
予知という行為自体が、発生確率を占うようなものですから、
在る程度の目安として、信憑性の高そうな地震予知を参照するのは無駄ではありません。

「備えあれば憂い無し」。

地震国日本に暮らす私達には、
「巨大地震はいつでもやって来る」くらいの気構えが必要なのでしょう。


<追記 2011.01.08>

太陽風が地震の発生に影響するとすれば、
それは太陽風の速度の影響が大きいかも知れません。

太陽風の質量は、月などに比べてそれ程大きくかりませんが、
地球との相対速度は、高速です。
そこで、地球は太陽風の運動エネルギーを
電磁気的力として受け取ります。

一瞬で大きな力が働くので、
月の引力で地震が起きやすくなっている時などに、
最後のひと押しをするのかも知れません。

単なる妄想ではありますが・・・。



<追記>

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上は日本時間26日にHARRPの波形。

23日に太陽表面では2005年依頼最大のフレアーが観測されており
それに伴う放射線や荷電粒子が太陽風となって地球に吹き付けているそうです。
アメリカの航空会社は航空機の計器の誤作動を警戒して
飛行ルートを変更している様です。

数日間は地震にも注意が必要かもしれませんが、
携帯電話など通信設備への影響も心配されています。

昨日発生したDOCOMOの通信障害は、
多分スマートフォンの利用増加が原因でないかと私は勝手に思っています。
そろそろパケット通信の定額制も限界に近付いているのでは?
未だにガラケーの私には関係無いか・・・。




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2016/12/15

瓢箪(ひょうたん)雪だるま  エコロジー
 

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クリスマスが近づいてきました。



子供が成長すると、ツリーを飾る事も無くなり

カレンダーに印を付ける事も無く・・。



そんな我が家にも、遅ればせながらクリスマス気分がやってきました。



夏の間、ベランダの日差しを遮ってくれた「千成瓢箪」。

「千個も取れたらどうしよう」という心配は杞憂に終わり

収穫できたのは。たったの8個。

紐で縛って吊るして干すうちに、未熟な2個が萎んでしまい

結局、残ったのは6個のみ。



ところで瓢箪っていったい何に使うの・・・?

昔は水筒の代わりだったりした様ですが、

現代は田舎の玄関の飾り物ぐらいしか思い浮かびません。



先日、天井からぶらさがった瓢箪を何気に眺めていて私気づきました。

これ、雪だるまの形してるじゃん!!



そうとなれば善は急げ。

早速ユザワヤで、小さなボタンとマフラーに使えそうな紐を買って来ました。

ところが、目の材料が見つからない。

数日、いろいろと探して諦めかけた時、

冷蔵庫の中のコリアンダーの種が目に止まりました。

こいつ、殻の中に半球の種が二つ入っています。

大きさもまさにピッタリ!!



水性塗料で白く塗ったものと、生成りの雪だるまを作る事に。

鼻は爪楊枝。

朝、仕事前にサクサクと作って出かけたら、

電車の中で携帯がブルブルと。



ショートメールで送られきた写真は、なんと帽子が被されたいました。

家内が編んでくれたみたいです。


次々に送られて来る写真は、雪だるまが「押しくらまんじゅう」をしていたり・・・。

どうやら、気に入ってくれたみたいです。

そりゃ、瓢箪から自家製ですから可愛さひとしおです。



これを家内へのクリスマスプレゼントにしちゃおうか・・・。




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ちなみに、これは「おしくらまんじゅう」中らしい・・・。

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2016/12/12

千葉の秘境シリーズ・・・濃溝の滝  エコロジー
 
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写真はネットからお借りしました


■ インスタグラムが火付け役 ■

先日「千葉 秘境」でグーグル検索して見つけた上の写真。「どこのジブリだよ」と思わず呟くとか、呟かないとか・・・。

実はインスタグラムにアップされたこの幻想的な写真が話題になって、観光客が押し寄せていると言う。場所は君津市と鴨川市の境辺り。



■ 「濃溝の滝」へGO!! ■

千葉の秘境を巡る事を楽しみとしている私としては行かない訳にはいきません。早速googleマップで場所を確認。

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この滝、「濃溝(のうみぞ)の滝」と呼ばれているそうですが、なんと鴨川有料道路の入り口手前にあるらしい。なーんだ、いつも通っている場所じゃないですか。「亀岩の洞窟」って看板を見かけた事あるけど、そんなに人が押し寄せているなんて記憶は在りません。

ネットの噂はとかくオーバーなので、ここは確認するしかありません。早速、自転車でGO!!


■ オイオイ、観光バスが引っ切り無しに来てるよ・・・ ■


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鹿野山をサクっとヒルクライムして房総スカイラインの終点を右折して鴨川有料方面に向かいます。すると「清水渓流広場 幸運の鐘」の看板の所で人だかりが出来ています。駐車場が一杯なので「満車」の看板を持った係員が近くの駐車場に誘導しています。

確かに以前ここを通った時に「幸運の鐘って、うわぁ、ださぁ」って思った事がありますが、その時は観光客なんて居ませんでした。

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駐車場には大型の観光バスが数台駐車しています。乗用車も沢山。人も沢山。ちょっとした観光地状態です。

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問題の滝へは舗装された遊歩道を「400歩程」歩くと書かれています。400mではありません。

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すぐに濃溝の滝に辿り着きます。・・・・・。
房総に沢山ある「川回し」のトンネルですね。これは江戸時代に掘られたもの。

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うーん、ちょっとイメージと違いますね。フォトショップで加工してみましょう。

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うーん、ちょっと違う・・・。


ちなみに、朝日が差し込むのは3月と9月の早朝らしい。6時頃だとか。その頃もう一回来てみましょう。

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駐車場には木道を歩いて戻ります。実はこの木道、かつて川回しで作られた水田跡にあります。江戸時代の農民達が岩をくり抜いて川筋を変え、必死に開墾した水田の多くは現在は耕作放棄地となっています。だいたい谷底に有るので、車で降りて行けない場所が多いのです。


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<川回しの手順>

1) 川の蛇行の頂点同士をトンネルで繋ぐ
2) トンネルの入り口の旧川筋を堰で塞ぐ
3) 水の流れなくなった川床を土でかさ上げする
4) かさ上げした場所に水田を開墾する

濃溝の滝のトンネルの入り口の左側に堰を補強する為のコンクリートの護岸が有るのが写真で分かりますか?「絵的」には邪魔なコンクリート護岸ですが、川回しでは重要な役割を果たしているのです。




本日は「房総の(お手軽)秘境、濃溝の滝」を紹介しました。

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2016/11/14

スーパームーンと地震  エコロジー
 
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画像はhttp://rubeusu-trend.com/964/ より


本日は「スーパームーン」。

スーパームーンとは地球の周りを楕円軌道で周回する月が地球に最も近づいた時に見える「大きな月」の事で、本日は68年振りの大きな月が見られるとか。

逆に一番小さな月は4月22日だそうですが、本日の月とは見かけの直径が13%小さいそうです。うーん、最大と最小で13%の違いですから、ちょっと微妙。「今夜の月はいつもと違う!!」と分かるかどうか・・・。

一方、スーパームーンで注意すべきは地震。月が地球に近づけばそれだけ月の引力が大きくなります。月の引力は潮の満ち引きに影響を与えますが、11月の大潮の満潮時の潮位は高い。

これは月に海水が引っ張られる為ですが、海水は重いので、満潮時に地殻に掛かる重量が普段よりも大きくなります。その為、地震は大潮の時に多く発生すると言われており、スーパームーンの時は大地震が発生する傾向も統計的には在るとか。

そんな68年ぶりに「ウルトラ・スーパー・ムーン」ですが、ニュージランドで昨夜M7.8の地震が発生しています。ニュージランドは太平洋プレートとオーストラリアプレートの接する場所にあり、日本同様に地震の多い国です。


今夜は沖縄を除く地域では曇りがちで残念ながら「巨大な月」は見れそうにありませんが、地震に対する備えは忘れ無く。



<訂正>

地震の原因は「月の引力」ではとのご指摘を頂きました。You are correct.

千葉県鴨川市の海で「ワー、いつもより潮位がチョー高い」なんて思いながら1日前の13日の月を見ていたので、こんなウソ記事を書いてしまいました。


満月に地震が多いのは統計的にも言われていることは確かですが、原因は「地球潮汐」。海水と同じ様に地面も月の引力に引っ張られます。スーパームーンの時は最大60cmも変形する場所もあるとか。これが、「ストッパー」を外す事で地震が発生する原因になっている・・・そう主張する地震学者も居る。



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2014/10/14

肩透かしの大型台風・・・台風予測は日本近海の海水温ですべきでは?  エコロジー
 

■ あれ、50年に一度の巨大台風って大した事ないじゃん? ■

台風18号、19号で被害に会われた方や、非難をされた方が読まれていたら申し訳ありませんが、「あれ、たいした事無いのに何でTVで大騒ぎしているの?」と思われた方は多いかと思います。

台風18号・・・最低気圧 935hPa  上陸時気圧 955hPa
台風19号・・・最低気圧 900hPa  上陸時気圧 975hPa

確かに南洋上での中心気圧は低いのですが、上陸時には普通の大型台風の気圧になっています。ちなみに歴代の上陸台風の中心気圧の記録は次の通り。


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ちなみに最低気圧の歴代ランキングは次の通り

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気圧の低さが台風の勢力の全てではありませんが、最低気圧も上陸時気圧も、台風18号も19号も「50年に一度」とか「過去10年で最大」などというキャッチコピーに見合わない台風である事は一目瞭然です。

中心気圧の低さは台風の風力に影響を与えるのですが、台風の被害は強風だけでなく雨の被害も甚大です。

昨年、伊豆大島に多大な被害を及ぼした平成25年台風18号は最低気圧は960hPaと大した事はありませんでしたが、伊豆大島における被害は雨によるものでした。

先週の台風18号も、どちらかと言えば雨による被害が大きかったと思います。

■ 赤道付近の海水温は高いけれど、日本近海の海水温が低い ■

今年の夏はエルニーニョが発生して冷夏になると予測されていましたが、エルニーニョの発生は遅れており、夏の前半は暑い日が続きました。一方、8月後半から涼しくなり、秋雨前線の南下も早まりました。

これは、8月の後半から太平洋高気圧の勢力が衰えた影響で、その結果日本近海の海水温が低くなったと思われます。

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上の図は気象庁が発表した10月初旬の海水表面温度ですが、青で示されている所が平年より低い海域です。日本近海は平年より1度程度、海水表面温度が低い様です。海水面温度が低いと台風へのエネルギーの供給量が減るので、台風の勢力は急速に衰えます。

今年の台風は赤道付近の海水温が高いので、大型に成長しますが、日本付近の海水温が低いので、日本に近付くにつれて勢力が低下します。

■ 昔のオーソドックスな秋台風 ■

2000年に入ってからの年間の上陸台風の数を示します。

2000年  0個
2001年  2個
2002年  3個
2003年  2個
2004年 10個(統計以来最大)
2005年  3個
2006年  2個
2007年  3個
2008年  0個
2009年  1個
2010年  2個
2011年  3個
2012年  2個
2013年  1個
2014年  3個(10月14日現在)

毎年平均で2〜3個程度の台風が上陸していますが、今年は現状で3個が上陸し、さらに増えれば「台風の当たり年」となるのでしょう。

太平洋高気圧の勢力が強い時期は、日本への上陸コースに乗らずに朝鮮半島や中国大陸に新路を取ります。これが典型的な夏台風のコースです。秋になって太平洋高気圧の勢力が弱まると、台風は高気圧の縁をなぞる様に、日本への接近、上陸コースに乗ります。

今年の秋は太平洋高気圧の縁が日本付近に有るので、秋に入ってからの台風は、オーソドックスな「日本上陸コース」を取っている様です。

■ 放射能問題と同じでゼロリスクを求める国民 ■

台風で被害が出るのは毎年の事ですが、昨今の風潮は気象庁の予測や、自治体の防災体制に対する風当たりの強さです。

土砂崩れなどで被害が出ると、「気象庁の予測を上回っている」だとか「避難勧告が出ていなかった」などと文句を言う人が出て来ます。

降水量などは、局地的に短時間で変化するので予測が難しいのですが、被害が出ると「何故予測出来なかったのか!!」と文句を言う人が必ず出て来ます。

昔は観測技術も整備されていなかったので、「天気予報や台風予測はあまり当てにならない」と人々は考えていました。しかし、現在の様にきめ細かな観測網や地域ごとの予報が当たり前になると、「天気は予測出来るもの」という錯覚が人々に生まれます。

確かに観測や予測精度は向上し、降水量などもかなり正確に予測出来る様になりましが、しかし、土砂崩の予測は気象庁の範疇ではありません。

行政は土砂災害危険地域を公表して住民の注意を喚起していますが、どの程度の雨で土砂崩れが起きるかは、予測不可能です。

ですから、私達は最終的には自分の判断で自分の身を守るしか無いのですが、台風の度に非難するのも面倒なので、余程の事が無い限り、非難という選択肢を取りません。

本来、自分の身は自分で守るし無いのですが、ゼロリスクを気象庁や行政に求める姿勢は放射能汚染でゼロリスクを国や東電に要求する姿とダブります。

■ 御嶽山噴火で臆病になっている気象庁? ■

気象庁は先の御嶽山噴火で警戒レベルを引き上げていなかった事を責められ、少し臆病になっているかも知れません。

台風18号、19号は確かに大型の台風ですが、日本近海の海水温を見るに、勢力が低下する事は、ある程度の経験で予測出来たはずです。

少なくとも、気圧を見る限り、台風18号は「50年に一度の台風」などでは無く、有り触れた大型台風だと思います。

■ TVが騒ぎ過ぎ ■

TV局は今回もレポーター達を、わざわざ風の強い現場に立たせて、台風を「盛り上げて」いました。視聴者もバカでは無いので、又かと思いながら、「このレポーター可哀そうに」などと同情しながら画面を眺めます。

まあ、「日本の秋の風物詩」と言えばそれまでですが・・・。

本当はもっと伝えるべきニュースはあるはずですが、本当に都合の悪い事を伝えない事がメディアの仕事なので・・・。

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