前日もオフを返上して、チケット販売のプロモーションを行っていたというファット・ファミリー。7割方はブラジル人のお客さんで、ファット・ファミリーのメンバーもリラックスしたステージを披露しました。
ブラジル人、日本人の混成バンドSom Brasilの演奏にのせて定刻通り19時にスタート、風邪をひいているというウワサもあったリード・ボーカルのDaisyを筆頭に、これはもう圧巻のボーカル!4曲目から客席もスタンディングで踊るというノリノリの展開となりました。巨体をゆすって、踊る姿もなんともいえずユーモラス。ダイアナ・キング「シャイ・ガイ」のカバー「ジェイト・セクシー」は最も彼らの有名な持ち歌で、会場もいっしょになってうたいました。
バンドが退き「スタンド・バイ・ミー」をアカペラで披露。美しいコーラスでグループの別の魅力もみせたあとは、やっぱりソウル&ファンクなノリノリモードヘ、がノリノリのままノンストップで行きたいのに、曲が切れてしまうのが気に入らなかったらしく「DJ、ここは、止まらないで続けてくんなきゃ!Do you under stand me?!!(ここだけ英語)」と叫んだ、という風に書くと怒っているようだが、怒っていたわけではなく、個人的には笑ってしまうくらいの活きのよさというか、もうそのパワフルさがすごくうれしかったのです。
曲の合間のMCに拍手があって、よく意味がわからなかったのですが、通訳のエミーリアさん(当日は日本人のお客さんのために、メンバーのコメントもすべて通訳してくれ、大変良かったと思います)が説明、
「今まで、私達はブラジルやヨーロッパでもショーを行ってきたましたが、今日はそれらと比べてもホントに私達にとって大事なショーのひとつとなっています。」
個人的に一番好きな彼らのオリジナル曲を唄いはじめたと思ったら、サイドにいた男性二人SidneyとSelinhoがいずこかへ消えてしまったのですが「はしと醤油が見えたわよ!通訳してちょうだい」と、妹からクレームが。どうやらステージ袖でスシを食べていたという、さすがはファット、らしさ(?)もしっかりと披露。
「実は、みなさんきょうは、私たちのショーを見に、日本代表のサッカー選手が来ています」。なんと観客席中央あたりから、浦和レッズのアレックス(サントス)選手がステージへ。客席からも大きな拍手、「私の夫もサッカー選手なのよ!」となぜか絶叫するDaisy。呼ばれるとは事前に聞いていなかったのか、やや困った表情のアレックス(サントス)選手をそのまま、おもむろに唄いはじめるというユーモラスな意地悪さも発揮!苦笑いのサントス選手、でもけなげに指でリズムをとろうとしていたのは見逃しませんでした。ほんとにいい人です。
シメの曲はロバータ・フラックの「やさしく唄って」をアカペラで。なのに途中でなぜか笑いだしはじめ、最初からやり直し!普通ならブーイングものですが、なぜか許せてしまう、というより、こちらもいっしょになって愉快な気持ちになってしまうのだからほんとたいした人達です。そんなファットなオーラを一番敏感に察したのが会場のこどもたち。気づいてみたらショー終盤にはステージ真ん前にこども達が詰め掛けて、最後にはこども達をステージに上げて唄うは、トレイン(両手を前の人の肩にのせてぐるぐる回る)をやるはという、感動(?)のフィナーレ。フェリースナタウ、フェリースアーノノーヴォ!!とみなに呼び掛けたのはSerinha。
Willieさんのレポートにもあったように、記念撮影を一人一人としてくれるという、彼らの人柄を反映した、本当に楽しくあたたかいショーでした。