以前、
モーリョ・デ・ピメンタで紹介したことがありますが、最近入荷してきたブラジル産の唐辛子を使ったピメンタ(PIMENTA)がかなり気になっています。
ピメンタ(PIMENTA)とは本来ポルトガル語でペッパーのことで、いわゆるコショウはポルトガル語ではピメンタ・ド・ヘイノ(PIMENTA DO REINO)といいます。日本では唐辛子とコショウはあまり結びつきませんが、欧米圏では、辛味があるということで同じくくりになっているのでしょうか?
で、気になっているのは唐辛子をそのまま酢漬けにしたもので、辛味と唐辛子の風味が沁みた液体をかけるものです。最近届いたのは
コンパニア・ダス・エルヴァス(COMPANHIA DAS ERVAS)という会社のもの。これまでは赤い小さな唐辛子(PIMENTA MALAGUETA VERMELHA)を使ったものや、同じく赤で丸い唐辛子(PIMENTA DE CHEIRO)などいくつか違うメーカーで入ってきたことがあったのですが、今回それらを含め、計6種類が届きました(ペッパーソースのムルピを入れると7種類)。
ひとくちに唐辛子といっても様々な種類があるんですねえ。以前コマリを試しに買いましたが、なかなかオツでした。
ピメンタ・デ・シェイロは調べると、日本でも有名なハバネロの一種とのことでかなり辛そうです。
しかしなかでも気になっているのは、ピメンタ・マラゲッタの酢漬け、その影響にまつわる事柄です。
沖縄の島唐辛子を泡盛につけたコーレーグスをご存知でしょうか?はじめてコーレーグスを見たとき「これってピメンタ・マラゲッタだねえ」などといっていたのですが、沖縄に伝わったそもそもが、ハワイ、アメリカ、南米に移民に行っていたウチナーンチュ(沖縄出身者)が持ち込んだからという記述があったのでした。
日本人移民はアメリカから徐々に南下していったという歴史があります。ピメンタ・マラゲッタは、しかも島唐辛子と同じ種類というではありませんか。弊社にもウチナーンチュがいるのできいてみると「へー」といっていましたが。
ピメンタ・デ・シェイロの仲間ハバネロはメキシコ原産、コマリやムルピは日系移民が多く入植したパラー州特産というし、やはりどうも日本からの移民の影が見え隠れしているような。今回のコンパニア・ダス・エルヴァス社のピメンタ・シリーズは、ちょうどハワイあたりから南下していく日本人移民の行程と重なるものがあるのだなあ、などとおぼろげに考えています。