【ブラジル料理とは】
ひとくちに「ブラジル料理」といっても、本当のところものすごく種類が多く、簡単に定義づけることはできません。
広大な国土、豊かでありかつ厳しい自然環境、歴史的背景、人種のるつぼ、それらブラジルならではの条件に培われたまたは特徴付けられた料理群は、知れば知るほど興味深いものです。
ブラジル料理へ強い影響を与えたのは、アフリカ、ヨーロッパ、先住民のインディオとみなされています。面白いことにブラジルの文化の基底を為しているのも、その3つとみなされています。
ポルトガル人、カブラウによる探検隊がブラジルを「発見」したのは、西暦1500年とされていますが、そのはるか以前から広大な大地に住んでいた人間はインディオ達でした。16世紀中頃から北東部(ノルデスチ)の砂糖産業の担い手としてアフリカ人たちが大量に連れてこられます。この歴史的流れが食文化を含むブラジル文化の底流をなしています。
料理、食べ物に関して言えばインディオ、ポルトガル(南ヨーロッパ)、アフリカという3つがベースとなり→イタリア、ドイツなどヨーロッパ移民、アラブ、ユダヤ、日本、中国などのアジア、近年ではアメリカの影響も無視できないそうです。ほぼ世界中から影響を受けながらも、吸収し自分達のものにしてしまうのはブラジルの面白いところです。
地域的料理の特徴から「ブラジル料理地図」というものを作ると、ブラジルを9つの地域に区切ることができるといいます。
ノルチ(北)、ノルデスチ(北東)、サルバドールとバイアーノ(バイーア出身者)の周辺、セントロ-オエスチ(中西部)、沿岸部、都会の料理、ミナス料理、田舎料理(cozinha caipira)とスル(南)料理。ブラジル国内の移民や各人種が織り成す食の多様さから線引きされています。異論はあるかも知れませんが、おおむね当っているような気がします。