明るい話を。
山中教授の開いた扉とは。
正常細胞からES細胞様に転化できる遺伝子を特定した
# OCT4 klf4 socs2
である。これでどうやら必要十分らしい。
#要点は、この遺伝子を入れて、ES様細胞にすればあとこの遺伝子発現は必要なく、
自律的にES様であり続けることができる。
なにも遺伝子組み込みを行わなくともよいらしいのである。
#1 遺伝子に組み込むモデルでは入れる遺伝子の場所によって、将来がんを発生させたりする懸念があった。人生は長い。ねずみは1年半だが。
#2 選択マーカーが不要である。ES様細胞は本の細胞とひどく形態が違うので余計な選択遺伝子がいらない
そこで以下の展開が考えられる。
#1 細胞に上記のタンパクを注射する。
#2 形態変化を起こした細胞を選ぶ
#3 増やして、好きな条件で目的細胞に分化させる。
臓器幹細胞まで持っていけば、目的箇所に注射するだけで、そこになじんで、臓器の機能を回復する可能性がある。
ESから臓器幹細胞までにする技術は開発中で、一部は可能になりつつある。臓器再生には立体構築の難点があったが、自己由来の臓器幹細胞ならば局所に注射するだけでよく、その必要がない。
残された問題は奇形腫形成傾向である。ESでは分化させて移植するとわずかに残った、未分化集団が奇形腫を作る。ここが超えられなければならない大きな山だ。 ただしHOXB4を用いた血液幹細胞はその傾向が少ないので先行使用されるかもしれない。
当面はおそらく、膵、肝臓、血液で試されるであろう。
付着細胞に微量注入している様子

緑色の遺伝子を注入された細胞
というわけで、扉が開かれた。
なんと山中教授はIPS作成キットを実費$65ドル(¥7000)で売りに出すと!はなさか爺さんみたいに世界にまいちゃうわけだ。
神様ですね。
似たような話は、日本人には時々あり、AZTというAIDSの薬を世界で始めて作った満屋氏もパテントをとらずに公開した。
(薬屋はがっぽりもうけたようだが。)
金の亡者のハクジンども、とりわけユダヤ人ども見習うべし。ニホンジンはかくも偉大なり。ほんとうに人類のために医学をしてるのよ。アクマめまいったか。
新時代の体制:コア技術の解放の実例としよう