●私は、フシギなものが好き。
フシギなものとは「よくわからないもの」とか「ハッキリしないもの」のことです。
武術に熱中しているのも、よくわからない世界が無尽に広がっているからでしょう。
●きのうは「ルドン」の絵画展をみました。
ルドンは、現実にとらわれない風景や怪物をモチーフにしたフランスの画家。
上目づかいの目玉を気球にしたり、毛玉にクモのような足を生やした作品などが有名です。
昔から気になっていたアーティストでした。
●彼は前半生で白黒の版画ばかりを描き、後半生で鮮烈な色彩画を描きました。
私が期待していたのは、あまり目にしたことのなかった色彩画。
しかし、幻想世界を描いたルドンの「ぬっとした」魅力が楽しめたのは、やはりモノクロ版画の方でした。
●あわい色づかいの色彩画は実にキレイでしたけれど、どうも「白ちゃけた印象」しか残らない。
モヤモヤした夢を白日のもとにさらしたら、霧散してしまう……そんな希薄さを感じました。
●モノクロの闇に、そっと息づくマカ不思議。
それがルドンの真骨頂。
●「武術の秘伝」につうじるミステリアスが漂っていました。


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