先日、長崎の古い料亭が「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として、国登録有形文化財に答申された。
その料亭とは、長崎で有名な料亭の一つである「富貴樓(ふうきろう)」である。「富貴樓(ふうきろう)」は、長崎くんちで有名な諏訪神社の近くにあり、松森神社に隣接しており、料亭建築の特徴を残す木造三階建ての建物で、明暦年間(1655年頃)の料亭吉田屋を継承する300年以上の歴史がある由緒ある料亭だ。明治22年にかの有名な初代内閣総理大臣・伊藤博文が屋号を命名したことでも知られている。今

富貴樓
なお、富貴樓の西山通り(長崎バイパスに通じる道)側にある石垣は元禄初期のものと云われ、築城などに用いられた武者返しと云われるものである。
現在ももちろん営業をしており、長崎卓子(しっぽく)料理がメインである。昼間(11:30〜15:00)には、二名から利用できるミニ卓子料理もある(予約制)。
詳しくは
富貴樓のHPをご覧いただきたい。
今年は、富貴樓にて11月25日(日)に学さるく
『長崎しっぽく料理「遊食会」』が予定されている。まだまだ先ではあるが、人気があるようなので早めに予約しておいたほうがよいだろう(予約は10月1日(月)から)。
今回、富貴樓のほかに、長崎大学の瓊林会館と経済学部倉庫の二ヶ所が国登録有形文化財に答申された。明治から大正にかけてのレンガ造り建物で近代的な煉瓦造り倉庫として価値が高いと評価された。
長崎に残る多くの歴史的建造物が、文化財として認められていることに誇りを感じる。開発で、多くの歴史的建造物が失われてきた。現在、東山手、南山手に残る古い洋館は数えるほどである。いくつも老朽化を理由に壊されてきた。現在、国指定重要文化財ともなっている旧香港上海銀行長崎支店も一時期老朽化を理由に壊されそうになったが、市民運動が高まり保存が決まった建物でもある。今後も、歴史的価値のある建物はそのまま活かして、後世に伝えていってほしいものである。
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