ここ数日、長崎はずっと梅雨空である。梅雨入り前は雨量が少なく、水不足が心配だったが、この分ではなんとかしのげそうな感じである。被害が出ない程度に適度に降ってほしいものである。
さて、初めて日本人によってペンキによる近代塗装が行われたのは、横浜といわれている。横浜の元町公園には、「我国塗装発祥之地記念碑」が建っているそうだ。幕末から明治初期にかけて洋風建築に本格的なペイント塗装が施されるほうになったという。
しかし、ペイント塗装が最初に日本で行われたのは、長崎の出島だそうだ。18世紀中頃には出島の一部の建物にペイント塗装が施されていたという。川原慶賀が描いた「蘭館絵巻」など、出島を描いた絵巻に「もえぎ色」に塗られたところがあるそうで、その部分がペイントされていたところだそうだ。
ちなみに、ペンキという言葉はオランダ語のペッキ(PEK)が転じてペンキとなったという。言葉の由来からも出島からペイントが伝来したと確信してよいだろう。
ランタンフェスティバルの主会場となる湊公園には、「近代塗装伝来の碑」が建立されている。
碑文には、
『わが国における本格的なペイント塗装は 幕末より明治初年にかけて導入された洋風建築にはじまっているが 長崎出島のオランダ屋敷内では18世紀中頃すでに一部の建物にペイント塗装が行われていた
ここにわが国近代塗装伝来を記念して 由緒深い長崎の地にこの碑を建立する
昭和55年4月
社団法人 日本塗装工業会 九州支部連合会』
と記されている。

ヘトル部屋の物見台もペイントされていた
当時の出島は、日本人にとって素朴な木目の日本の家屋と違って、とても派手な印象を持ったことであろう。
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