9月22日 大原 長福丸
台風14号のお陰で、世間では連休だというのに、それにその間いい日和
だったというのに、19日から21日までは、海上の大うねりで船が出なかった。
その影響なのか、珍しく鯛にいつもの3号船と大船長の2号船の2杯が出た。
日出が遅くなったのと、暫く船が出ていなかったので、何かと準備に手こずり、
3号船は4時半過ぎに14名で出港。釣客14名で、ビシマはパグさん、IWST-さん
と小生の3名、後は皆さん竿だった。中錘は左舷1名と右舷の3人組だけで、1つ
テンヤが初心者にとっては手頃感があるのか、幅を利かせつつあると実感。
少しウネリが残ってはいるが、風が無く心地よく船に揺られて20分、最初の
場所はデッパリ。水深19m前後。水色薄濁り。水温20℃。流れ殆どなしで横長し。
1投目の投入直後に鯛を掛けたが途中でバラシ。左舷艫から2番目、中錘の
人が船中第1号500gのを上げた。小生にも、2投目で掻っ攫うようなアタリを
アワセて500gくらいのが上がった。枝を喰っていた。この日は終日びしまさん
スタイルの18号のテンヤ鈎をフロロ12号で縛り、テンヤ5号錘に固定しない仕掛を
使った。この仕掛けでは、大き目の海老餌を1尾掛けし、チヌ鈎8号をケプラートで
縛った孫をカブトにぶち込んでだ。仕掛けに喰い付いた魚は、その殆どが
親鈎に掛かっていた。孫だけに掛かっていたのはベラ1尾だけだった。この仕掛は
喰い付きが良く、掛かりも良くて、今嵌っている。実績がまだ少ないので、
まだ結論を言うには早すぎるとは思うが、浅場での中小鯛には最適の仕掛け
であるように思える。
1流目は同サイズ2枚と放流1つで潮周り。2流し目から小生の左舷では殆ど
上がらず、右舷舳のパグさんの快走が始まった。デッパリでは3回流したが、
パグさんはポツリポツリと上げ続け、この時点で5枚ほどになっていた。
前日にも来たが、ウネリで出船不能。出直し出漁に気力横溢のパグさん。結果は当然頭。
次の場所は、ゴッタ根とダラダラの中間辺りで、デッパリよりは小さな根は多いが、
根掛するほどでもない。水深21m前後。他の条件はデッパリとほぼ同じ。小生は
ここでも同じようなサイズを2枚とガンゾウとフグを上げたが、左舷大艫の
1つテンヤの方が、ドラッグを引っ張り出されながら格闘し、キロ弱のを上げた。
暫く経ってアタリが遠のいたので、今や船に供え付きとなった例の竿を借りて、
やってみようと思ったが、仕掛けが付いていなかった。そこで、びしまさん
スタイルだが、鈎は17号、錘はキンピカ2号テンヤにしたものを取り付けて
やってみた。結果は放流が1つだけ。他にあたりも無いので場所替え。
最後は渡し場。ここには高さ2-3mの根が連続して続く底がキツイ所。そこまでは、
ラージに5号ハリス7mをつけたビシマを使っていたが、台風通貨待ちの間に準備
しておいた細ビシマの発展系を使い出した。これは、6号フロロで作ったビシマ
本体部分15mに枝付き3号ハリス5mをつけたものを、この船宿で最初に買った
14cm等間隔機械打ちビシマに繋いだもの。仕掛けは最初のビシマに付けたものと
同時に作ったびしまさんスタイル。ここは根の起伏が多いだけに、根掛も多いが
アタリも多い。オタイチャンを2枚上げた後には、イサキが来た。底を探ると
ベラが来た。
この辺りでボウズ無しになったし、釣客の数も多いので自重していた船長が、
おもむろに例の竿を持ち出して、「餌ちょうだい。」「いいよ。」で小生の
海老1匹を付けて、舳の鼻先で釣りだした。ガツンとアワセて竿が大きく
撓った。ドラッグをビュンビュン引き出すような良い突っ込み。格闘の末、鼻先
からの山入れは無理そうな良型なので、小生の右隣で引っ張り上げた。1.1キロの
立派なオタイチャンだった。それにしてもこの竿は軟調ではあるが、シッカリ
堅牢な良い竿だ。撓りが大きいだけ、スリルも楽しめる。結局これがこの日の
船中最大サイズ。
上がった鯛を、いいなぁ〜、と思って見ていたら、
「もう1匹餌貰うよ。」
「どうぞ。」
で、再度鼻先から投入。直後に「おお〜!」
見上げたら、竿が前よりも更に大きく撓っている。ドラッグも更に激しく・・・
例の竿と仕掛けと餌で鯛とワラサ。腕の違いとしか言いようが無い。
小生はここで4枚とウマ1つ。結局オタイチャン8枚に外道3目で終了。船長は海老
2匹で御祭のご馳走をシッカリ確保。シッカリ神輿を担いで下さいな。