「ダイ・ハード4.0」 レン・ワイズマン監督,ブルース・ウィリス,ジャスティン・ロング出演(米,2007)。
今頃?という感じのダイハードシリーズ4作目。今回は,サイバーテロに立ち向かうという内容で,犯人たちのハイテクvsマクレーンのローテクという感じの対決になっている。
出来はもうひとつ。がんばるオヤジというアプローチは悪くはないと思うんだけれど,いろんな意味で既知感の伴う旧式の映画という感じです。
戦闘機での攻撃を受けながら,相変わらずありえない生還ぶりを果たす訳ですが,戦闘機に攻撃を受けるっていうパターンはすぐに出てこないけれど,どっかの映画で既にやってましたよね。そういう意味でどうしても焼き直し感がぬぐえない。
また,サイバーテロにしても,今ひとつ新味がない。しかも,テロ犯人が普通自分に向けてウェブカメラなんかつけないんじゃないかとか,あの殺し屋たちはどこから来たのか,とか。そんだけできるんだったら,もっと違う方法で攻撃できたんじゃないかとか何だかストンと落ちない感じ。
さらに,このシリーズの特色というべきか,相変わらず殺しまくる展開で,個人的にはなんだか爽快感よりも酷さを感じてしまいました。
映画としては,いろいろ盛り込んだという感じです。悪役の彼女のカンフーは一体何なんでしょうね。あそこまで行くなら,いっそターミネーターでも出した方がいいんじゃないかとかいうリアリティーのなさとかがどうしても鼻についてしまいます。きっと,あれも詰め込もう,これも詰め込もうと欲張った結果なんでしょうね。
ハッカーのマットはもう少し活躍させたかった感じですね。
まあ,エンターメント大作としては,及第点なのかもしれませんが,もう少しいい意味で期待を裏切ってもらいたかったという感じ。
ちなみに,作中で使われていたCCR(Creedence Clearwater Revival)の曲(Fortunate Son)は良かったですね。オリジナルアルバムで聞き直したいと思いました。