2009/10/19
ブラインドネス TV,映画
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「ブラインドネス」 フェルナンド・メイレレス監督,ジュリアン・ムーア,マーク・ラファロ,アリス・ブラガ,伊勢谷友介,木村佳乃ら出演(2008,ブラジル,日本,カナダ)。映画。
ノーベル賞受賞作家であるジョゼ・サラマーゴの「白の闇」を映画化したもの。目の前が真っ白に見え,何も見えなくなってしまう奇病が蔓延する。原因は分からず,感染性であることが疑われたため,政府は使われなくなった精神病院に患者を隔離する。
眼科医の妻は,目が見えたにも関わらず,夫のために共に施設に入る。施設には,感染予防のため職員はおらず,目の見えない者たちによる共同生活が始まる。
おそらく小説の方が出来がよいのだろうなと思います。原作は寓話として描いたということなので,映画化すれば趣旨が伝わるというものでもないでしょう。
結果としては,なんだかグロテスクな映画になってしまいました。隔離によってならず者が支配する状況が形成され,無法状態になってしまう。食料の分配を巡って,金品の要求や女を提供せよと求めたりといった状況はどうなんだろう。「28日後」にも重なりますが,リアリティに乏しいような気もします。
後は,医師の妻の描き方も少し不満。古典的な女性っぽい描き方なのですが,ジュリアン・ムーア(女優としては嫌いではないですが)ではミスキャストだろうと思います。彼女を使うならいっそのこと進歩的な女性として,もっと活躍させた方がよかったかと(全く違う映画になってしまいますが)。
施設を出てからの展開も含め,やや冗長な印象でした。日本勢ももう一つ存在感を示せませんでしたね。
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