2006/2/17

日本におけるタブー  理念

 日本におけるタブーの一つが天皇制をめぐる議論でしょう。
 昭和天皇が亡くなったことによって,天皇のイメージが大きく変わりました。とはいえ,制度としての「天皇制」が自由な発言を許さない雰囲気を有していることは紛れもありません。

 こんなことを書くのは,マガジン9条の今週のツッコミで,皇室報道を皮肉ったことに対して,9条の改正に反対する人たちの中でも批判的な見解が出ていることを知ったから。

 ぼく自身も,全て皮肉るというのには賛成しませんし,子を持つ親としては,率直に妊娠おめでとうと言いたい気持ちもあります。
 しかし,これって先日のマホメット風刺画問題と全く同じ構図なのです。特定の表現がなされたからといって,これが左だとか特定の一派だとか批判するのは,そもそも表現の自由さを侵害するものだと言えるでしょう。

 そして,「天皇制」という制度及び天皇家という半公人は,報道・批評される必要がある対象であることは疑いがありません。戦前は,それこそ不敬罪が存在していた歴史があると共に,戦後も「風流夢譚」をめぐる嶋中事件本島長崎市長襲撃事件が起きている。つまり,日本では現在に至るまで「天皇」の神格性に疑いを持たない一部の人たちがいる訳です。そういう意味ではイスラム社会の戒律もそんなに遠い国の話とはいえない部分もあるのです。

 いずれにせよ,天皇制をタブー化することは避けなければなりませんし,神格化ないし復古的な動きに対しては,批判の手を緩めてはいけない訳です(もちろん,その手法の優劣はあるでしょう。)。
 日本国憲法は,第1条で,天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基くとしています。
 この条文の読み方としては,戦前とは異なり,実権のない「象徴」にすぎない地位であることを確認した規定です。

 そして,この規定が,国民主権の裏返しでもあるわけです。なので,制度の批判多いに結構。ただ,自分としては,個人としての天皇一家には親近感を抱いている,今時珍しいよね,ああいう家族というスタンスが,日本国憲法のもとでの天皇制でしょう。

 彼らをいわれのない中傷や重圧から解放するすべは,彼らを「国家の制度」から外し,憲法外の「文化」にすることだと思います。ぼくは,天皇制を国家に利用させないという意味でも,そういう方向性が重要だと思っています。例えば,人間国宝は,大臣か何かをしなければ批判をされることは(もちろん変なことをしている場合を別として),ほとんどありません。
 政争から自由にするためには,批判を封じる(戦中)のではなく,政争の場から全く関係のない場所に移してあげること(例えば江戸時代)なのです。 
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2006/2/18  11:53

投稿者:かものはし

イやああ.しかし贅沢すぎるよね。マスコミが一番悪いよ。これも。うちのオバハンなんか。まるで戦前人間だよ。ばかじゃないあと
思うぐらいです。はい。天ちゃん。雅子さんで いいいんだよ。それ以上でも以下でもないさ。天皇は護憲派ですか。

http://blogs.yahoo.co.jp/itai3434itai3435/


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