2006/4/29

ハムレット  読書

「ハムレット」 シェイクスピア著(福田恆存訳,新潮文庫)。

 意外に早く,シェイクスピア作品をまた読むことになりました。4大悲劇の二つ目,ハムレット。名前は知っていたけど,これも初。
 ハムレットは,脚本色が強いですね。修飾語の多い長いセリフがよく出てくるので翻訳の加減で印象が180度変わりそうな気がします。

 王の亡霊に,復讐をしてくれと頼まれたハムレットが,復讐を果たすストーリーなのですが,これは演劇として見た方が楽しめるだろうと思いました。
 ハムレットについては,どう解釈するかの幅が広いので,談笑のテーマに相応しい気がします。

 兄を殺した現王も,良心の呵責に苦しんでいます。できることなら,兄の子,ハムレットまでは手にかけたくない,そんな気持ちが透けて見えます。そう考えると,亡くなった王の亡霊が真相を伝えたことが更なる不幸の始まりになる訳です。オフィーリアの家族だってそうですよね。
 ここいら辺が悲劇たるゆえんなのでしょう。

 ところで,オフィーリアの絵(ミレイ画)は最近見たことがありました。ああ,あの絵はハムレットのオフィーリアだったのね!と合点がいきました。テイト・ギャラリーにあります。
 こうやって,脚本は深みを増していきます。
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