中国“こども民主主義  TV,映画

「中国“こども民主主義」(BS1,10月19日放送)

 民主主義シリーズの第9回。陳為軍(中国)監督。

 中国,武漢の小学校で,クラス委員長を「民主的な選挙」で選ぶという試みが行われた。これを取材したのが本ドキュメンタリー。
 小学校3年生のクラスで,先生が3人の候補者を選び,それぞれ助手を2名選んで選挙戦に臨む。選出のためのイベントは,三つ。特技の披露,討論,最後のスピーチだ。
 最初は,民主主義って何?,投票は何?っていう状態だったのですが,親まで巻きこんでどんどん選挙戦はエスカレートしていきます。

 立身出世はどんな国であっても共通の野心ですから,大人の世界の縮図を見るようでなかなか面白かったです。
 特技の披露の際にヤジを飛ばすように陰で頼み込んだり,副委員長のポストを約束したり,利益供与したり,相手の欠点や悪評の情報収集をしたりと何でもありっていう感じですね。

 親も結構口出しします。アジアの国では,受験競争に見られるように親の子供にかけるエネルギーがどこも盛んという感じですね。
 ドキュメンタリー的には,最終的にクラスの全員に贈り物をした子が当選しちゃった関係で,やっぱ賄賂は強いなーみたいな印象を受けてしまうのですが,中国の子供たち,エネルギッシュですね。

 今回のドキュメンタリーを見ただけでくだらん文化論はすべきじゃないでしょうね。また,民主主義についても,どこの国がどういう体制だから民主的だとか民主的じゃないとかいう議論も本質を掴むのを困難にする場合があるなーと思った。
 少なくとも中国に関して言えば,大国的なアイデンティティというか,議論を厭わない雰囲気というか,こりゃなかなかのもんだなーと再認識しました(日本であそこまでぶつかることを教師の側でも生徒の側でも受け入れることができるだろうかとちょっと考えさせられました)。

 今回の試みも意外に面白いですね。小さい時から人前でスピーチしたりするのを厭わない習慣を付け,酸いも甘きも経験させるという意味ではなかなかない機会だと思います。
 親が口出しをするのも,親とのコミュニケーションという意味では悪いことばかりじゃないかなーとも思いました。
 ただし,賄賂的な行動だけは禁止した方がよかったでしょうね。

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2010/8/14  21:28

投稿者:いっつ

初めまして。私も再放送を昨夜見ました。

感じたのは大人レベルでは日本と中国は大きな差がありますが
子供レベルでは日本とそう差がない様な気がします。

ヤジを飛ばされ、傷付き涙を流す子供、
それを見て自分の事の様に悲しむ周りの子供達、
立候補の為のアピールで親の過干渉に反発する子供。

やはり子供の時は素直でも、
育っていく環境が人間を作るのだと改めて認識した番組でした。

2008/2/21  20:24

投稿者:dubdub

はなさん こんにちは
 インパクトありましたね,あのドキュメンタリー。中国を考える時は,やはり大陸国家であり,大国であるということを考えるべきでしょうね。島に住んでいる者とはやっぱりメンタリティーにおいて違いがある気がします(これは非難でも何でもない)。
 韓国の人たちと話すと,半島故か,割と日本の感覚に近い部分があるのですが,中国の人たちはどちらかというとアメリカの人たちとも感覚的に通じるというか。
 きっと,ロシアの人たちもこういう感じなんだろうなーと漠然と思いました。

2008/2/21  10:28

投稿者:はな

この番組、私も見てずっと気になっていました。
“今回のドキュメンタリーを見ただけでくだらん文化論はすべきじゃないでしょうね”というコメントは本当にそうだと思います。

ただ、私は正直、ショックでした。隣国でも国が違うとあんなに考えも行動も違うものか…と考えさせられました。本当に武漢では、こういう考えが常識なのか!?一部だけでは?と疑うくらいです。

中国は広いので、地方によっても考え方など違うのでしょうかね。北京や上海など都会の方はどうなんだろう。

ホント、すごい内容でした。NHKの一切コメントをはさまない放映も良かったです。今、日本でも反中意識が増えてる気がしますが、煽りたてる報道にも問題ある気がします。












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