2007/11/5
M:I:V TV,映画

「M:I:V」 J.J.エイブラムス監督,トム・クルーズ,ミシェル・モナハン,フィリップ・シーモア・ホフマン出演(2006,米)。
イーサン・ハントを主人公とする「スパイ大作戦」(ミッション・インポッシブル)の映画化,第3弾。前作がマッチョな格闘主体だったのに対し,本作は頭脳的な第1作の路線にやや戻った展開。
今回の敵は軍需産業を牛耳るデイヴィアンで,このシリーズのパターンとなってしまった裏切り者も現れるという感じ。ハントは,結婚し平穏な生活を送ろうとするが,妻にまで危険が迫る。
まあ,アクション映画として見れば,なんだかんだ言いながら見られる作品。しかし,深みなんかは全くない。一体なぜ黒幕で,どんな陰謀が絡んでいるのかもさっぱり分からない。ただ,なんだか分からないけれど,怒濤のアクションに巻きこまれて,ハッと気付くと出口にいるっていう感じ。
こうやって,細部なんか全てぼかしちゃっても映画ってできてしまうんだなーとある意味驚かされる。だって,デイヴィアンが狙っているラビットフットという謎の商品が何なのかもさっぱり明かされない。裏切り者だって,一体どうしてそうなったのかは全く意味不明。警護の厳しい場所からラビットフットを盗むシーンも取りあえず省略。
で,こんなに細部を省略しても,まあ何がなんだか分からないまま巻きこまれることってあるよなー,というか何となくスリルだけは伝わってきたってな感じで納得してしまう(説得してしまう)ところが,特異な映画ですね。
アクションシーンにしても,思い出してみると,はて?となってしまう。とにかくトム・クルーズ,よく走っていたよなー,やっぱり走りは基本だな,と,なぜか走るシーンだけが記憶に残る。そういう意味でも,やっぱり不思議な映画でした。
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