「明日、田んぼの田植えを手伝わせるので学校を休ませます」
こんな電話が中学校に入ったら・・・
「数十年前の田舎ならいざ知らず、こんな時代錯誤のことが今時あるんかいな」
それが、
あったのですよ高橋家で。5月の22日に。
じつは前日の21日に、中学生総勢21名に田植えを手伝って貰う予定だったのですが、これが天候不良で中止になってしまいました。
24・25日の土日もお天道さんと折り合いが悪いようで、作業できるのは23日ただ1日。
写真でお分かりのように、田植えといっても水のない田んぼの上を、種籾を仕込んだ綿をコロコロと転がしていく、俗に
「おふとん農法」と呼ばれている新しい農法なのですが、雨がふって田んぼに水が溜まると田植えが出来ないのです。
(田植えというより田引きといったほうが適当かもしれません)
我々のように、
除草剤や殺虫剤を使わずに無農薬でお米を作るために開発された新しい技術です。
一般の田植えのように発芽した苗を植えるのではなく発芽前のモミをまくので、田植えと田引きは、1ヵ月程度のズレあると考えていただければいいと思います。
農業は天候に左右されますが、これ以上、田引きを遅らせるのは無理と判断し23日に決定しましたが、大小合わせて3反もの田んぼの田引きをするには、子ども達の力も借りなければなりません。
「風邪でもひいたことにするか?それとも腹痛か?」
「やっぱり正直にいうたほうがエエやろ」
夫婦で協議の結果、正直に言う方に・・・
学校へ電話をすると、担任の先生が
「すみません、田んぼのお手伝いができなくって」
なんと理解のある先生でしょうか!来週から中間テストがあるというのに・・・
「潤(まさる)、諒(りょう)、明日は学校休んで田んぼの手伝いや」
「ふ〜ん・・・まっ、宿題が出んからええか」と中3の潤。
「やった〜!!」とガッツポーズする中1の諒。
いっしょに田んぼをやっている小池さん家も、中学生の2人を休ませて、合計4人の労働を確保して、無事、今年の田引きが終了いたしました。
中間テストに影響があったかどうかは定かではありませんが・・・
めでたしめでたし。
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