かつての親友・O君のことです。
O君は僕より10歳ほど若く、好青年でした。
僕のクライエントではなく、職場の同僚でした。
職場の人間関係に悩んで体調を崩したり、人前で話す時に過度に緊張したりするなど、神経症傾向のある性格でした。
僕は主に森田療法の観点から時々アドバイスをして、彼を支援していました。
有名私立大学の法学部出身の頭のよい彼でしたから、アドバイスをすぐに理解してくれましたが、頭の中で考えすぎる観念的な傾向や、経験不足などが災いして、悩み多き日々からの脱却は容易ではありませんでした。 (つづく)

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