夕食時にぼんやりと眺めるNHK。
番組は「お江戸でござる」の続編みたいな和製コメディ。それなりに面白いが見ているようで見ていない。
えなりはやめたのか。
そんなことを考えてぼんやりしていると挿入歌として演歌の音楽。ホールの客席後方からスポットを浴びてゆっくり登場する演歌歌手。かなりの歌唱力だ。
その紫の和服をまとった演歌歌手はお客さんに愛想を振りまきながら握手を交わしてステージへゆっくりと向かう。
このサービス精神がエンターテイメントの基本だな!
そんなことを考えながらご飯に明太子をキチンとのせて食べてみる。うまい。いやぁキチンと辛い明太子はキチンとうまいですなぁ。とわけが分からないことを思いながらテレビを見入る。
ふと思った。
年とったのかな・・・。
何故か分からないが
演歌が心地よいのだ。
実にいい感じである。昔は演歌は居酒屋のBGMぐらいにしか思わなかったのに、今はどうだろう。
歌詞の一つ一つが心に染み入るような気がする。この演歌歌手の「心」が「こぶし」にのって心に染み入っていく気がした。しかしうまい。この歌唱力はここだけで終わらせるのは実に惜しいな。とさえ思った。
その歌手こそ。
長山洋子。
そう、あの昔アイドルの、「ヴィーナス」の長山洋子である。
この・・・
荻野目洋子ではない。
長山洋子である。
間違えやすいが間違えてはいけない。
この長山洋子である。
そして今は
この長山洋子である。
アイドルでデビューするも25歳で演歌に転身した経緯を持つのだが、なかなかどうして、かなりうまい。
それにしても痩せたなー。昔の面影はあるが、母と子ぐらい見た目が変わった気がする。演歌の世界で揉まれたからだろうか。
しかしこの歌唱力はかなり応用がきくだろう。
基本的に歌うセンスを持っている。演歌に限らず、ポップス、ジャズ、R&B、そしてロックと、どれにでもあわせられる歌唱力の持ち主とみた。
フレディー・マーキュリーの歌唱力にも勝るとも劣らないトーンとこぶし。たまに裏返るこぶしがまた実にうまい。
またくだらないことを思ってしまった・・・・・。
レッド・ツエッペリンに長山洋子がいたら・・・
ありえない話ではない。事実、セックス・ピストルズのジョニー・ロットンが解散後結成した、パブリック・イメージ・リミテッド(PIL)にはアルバムのメンバーにあの「坂本竜一」がいたわけだし。って関係ないか。
ジミー・ペイジのアップテンポなギターにもうまく合わせられただろう。実際、ツェッペリンの曲で「シンス・アイブ・ビーン・ラビン・ユー」と言うブルース色の強い曲があるのだが、これがひとつ聞き方を変えてみると、不思議と「演歌調」にも聞こえるのだ。是非これをあの
荻野目洋子、いや
長山洋子に歌って欲しいものである。
素晴らしいではないか!夢がある。希望がある。一人の演歌歌手がこんなにもやってくれたなんて!
こんなにもすばらしいではないか!
そして
こんなこともあっていいのではないか!
・・・・・・・・・。
ま、個人的な希望なんだけどね。でもちょっと演歌。いい感じです。

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