昨日、仕事帰りに一匹の野良猫と出会いました。
真夜中すぎ、道路をとことこ横切る、かぎしっぽの茶トラ。
私が彼女を見ているのに気づくと、一声「にゃ〜ん」。
つい、ゆっくり近づいてかがみ込み、声をかけました。
「お前、何やってるの?」
すると彼女は、もう一声「にゃ〜ん」と鳴きながら、道路にぺたんとおなかをつけて座り込んでしまいました。
「こんなとこに寝転がってたら危ないよ」
とても人懐っこい猫で、人間に声をかけられたのが嬉しかったのか、私がそういうなりおなかを見せて、くねくね。
思わず手を伸ばして、おなかをさすりました。
すると、彼女は起き上がって、おでこを私の手に押し付けてきました。
おもわず、私は「ごめんね、今は猫、飼えないんだ。お前のこと、つれて帰ってあげたいんだけど・・・」。
彼女をなでながら、そういったとたんに、彼女はくしゃみをしました。
明らかに、風邪をひいているようでした。
目には涙がながれ、しきりにくしゃみをしていました。
首にはかきむしったような跡がありました。
こんなに人に慣れてるってことは、元は飼い猫なのかな?とか誰かにご飯もらってるのかな?などいろいろ考えました。
どうすればよかったのでしょう?
今は、ペット禁止のマンションなので、一時保護もできません。
でも、本当のことを言えば、せめて連れて帰って、ご飯を食べさせて、病院へ連れて行って・・・。
でも、それは根本的な解決にはならない。
彼女が何を望むかなんて、知るすべもない。
あのままあの子を置いてきた私の対応が正しかったのかどうか、わかりません。
置いてくるのがつらくて、申し訳なくて、泣きながら家に戻りました。
無力でした。
猫一匹救えないなんて。
それ以前に、何が彼女の幸せかよく分からないなんて。
もっと、向かい合って、考えていかなければならないと、強く思いました。

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