2010/5/24  9:08

金子みすずの心「こだまでしょうか」  

童謡詩人・金子みすずさんの作品を紹介します♪

みすずさんのプロフィールは5月23日のブログをご覧くださいませ。

今日は二日目



『こだまでしょうか』


「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
この詩については

矢崎節夫さん
(昭和22年。東京生まれ。童話作家)
という、
「金子みすず全集」を出版された方の解説を紹介します。


「金子みすずのこころ」より

こだまし合うこころ

「みすずコスモス」、みすずさんのこころの宇宙の共通のまなざしは、
「こだまでしょうか」という作品です。

こだまとは、“丸ごと受け入れる“ことです。

かつて、私達のまわりにいてくれた、すてきな大人たちは、こだましてくれる人達でした。


ころんで「痛い」といった時、両親は「痛いね」と、私の痛さを丸ごと受け入れてくれて、返してくれました。
こだまは、「ヤッホー」といったら「ヤッホー」と半分の大きさになって返ってくるわけですから、「痛いね」と返してくれた時、
私の痛さは半分になることができたのです。


しかし、今、私を含めた多くの大人が、こだますことをしないで、一方的に否定し、一方的に励ましてはいないでしょうか。

ころんで「痛い」と いった時、「痛くない」といっていないでしょうか。
すぐに「がまんしろ」といっていないでしょうか。

“このお父さん、お母さんなら愛してくれると思って生まれてきてくれた小さい人たち“の痛さを否定し、励ますだけで、一度もこだましてあげることをしなければ、痛さは消えることなく、生のまま、こころの中の辛さやさみしさや痛さという器に、押し込めるしかないのです。

そして中学生くらいになると、その器が一杯になってしまう子がいるのです。

その子が新しい辛さや痛さに出合った時、もう入れることができませんから、一度、思い切って、その器をひっくり返して、からにするしかないのです。


未来ある人達を、そんな状態に追い込んだのは、私達大人です。
私が子供だった頃、大人という人たちは、人の喜びを自分のことのように喜べる人達でした。
人の悲しみを自分のことのように悲しめる人達でした。

今、私達は自分は自分。
他人は他人と分離してしまいました。
だから、みすずさんは今、甦ったといってもいいでしょう。

私達のまわりはすべて、光と影のように、昼と夜のように、見えるものと、見えないもののように、二つで一つなのです。
二つで一つということを、きちんと認識する行為が、こだまなのです。

21世紀はみすずさんのまなざしの世紀です。

人と人が、人と自然が、自然と地球が、こだまし合う世紀です。

小さい人だけでなく、歳を重ねた人たちにも、こだまし合える自分でありたいと思います。

〜〜〜
佼成出版
「金子みすずのこころ」
より。〜〜〜〜
232



2012/4/24  17:34

投稿者:ゆかり

ariyoさま
コメント投稿ありがとうございます♪

ちょうど昨日、あまりさわらないパソコンで
『地球救い隊』で検索してみると何が出てくるだろ?とやってみたら
『こだまでしょうか』のブログからariyoさんの歌のお話まで繋がっていることがわかり感動していた矢先に
こうやってコメントを頂いてまたまた驚きと喜びですo(^-^)o
動画拝見いたしますね♪
ありがとうございます♪

2012/4/21  9:30

投稿者:ariyo8431

初めて投稿いたします。私は山口県在住ということもあって、以前から金子みすヾさんの詩に興味を持っていました。

先日パソコンで「こだまでしょうか」で検索し、こちらのページを知りました。あらためて詩と矢崎節夫さんの解説を読み、創作意欲が湧いたのでギターで歌を作ってみました。

歌詞の1番がオリジナルの「こだまでしょうか」、2番と3番は私が付け加えた歌詞になっています。ご試聴いただければ大変うれしく存じます。

http://www.youtube.com/watch?v=Z9j26fSSsgY&feature=youtu.be

金子みすヾさんの心が1人でも多くの人に伝わることを願って・・・。

2011/10/27  10:11

投稿者:ゆかりママ

こちらのブログ、たくさんの方々が読んで頂いているようで嬉しい限りです

拍手コメントにも
ブログをリンクさせてくださいとの声も頂いてます。
もちろん大歓迎です
o(^-^)o

リンクよろしくお願いします♪

2011/7/31  12:34

投稿者:タブラン

みすずさんの特集をテレビでやってました。

「こだまでしょうか」の意味が、途中から見たのでわからず、検索でここにヒットしました。

子が不満を言ったとき、
「それは違うでぇ」と返している気がします。
でも、たいがい受け入れてくれません。
「そうやな」と聞くと、「そうやろ、わかってくれる?」
そのあと「やっぱり違うかも」ってなります。

まず、重しを取ってあげないと、なにも入っていかない気がします。

いい詩ですね、みすずさんの弟さんや元夫さんはその後どうされたのでしょう。

2011/4/6  8:43

投稿者:ゆかりママ

takegocoroさま

はじめまして

コメントありがとうございます。

長い間ダメ人間でした…
から始まり

十分です…

で締めくくりを迎えているtakegocoroさんのコメントは深く胸に染み入りました
お会いしたこともなく
このコメントだけの出会いです

このコメントから
takegocoroさんの
生きてこられた道も想像して、探ってみようとも思いません…

ただ、ただ

私の「頭」ではなく「お腹」でもなく

私の「胸」に染み入りました。

「胸」
は愛のエネルギーを発し、吸収する場所とも言われます。

きっとtakegocoroさんが
ダメ人間だとご自身で口にだされ、
これまでの自分を振り返えられた時から

そのお心が
「愛」の光を放ちはじめられたのかもしれませんね。
浄土真宗・親鸞さんの
「悪人正機」を思い出しました。

今、この時
正論を力強くもつでもなく
様々な現象を批判・否定するのでもなく

ただ今ある自分自身の在り方を見つめる、受け止める
答えは外にはない
自分の中にだけ存在する

その答えを持っている自分は大自然の中の一部

自分自身の中の答えは
大自然からのメッセージ。
宇宙・大自然は完璧。

takegocoroさんの
生きてこられた道も
これからの道も
自然の流れの中では
どんな形であれ完璧だったのではないかな
と思います。

自分自身にも
「こだまして」生きていきたいですね。

生意気な思いをお伝えしたかもしれません…
ありがとうございました

2011/4/4  17:57

投稿者:takegocoro

長い間 ダメ人間でした。すべてに愛想をつかされ、明日をもしれぬ事態を傲慢さがまねいたと思っています。
反省しつくせません。会えない子供達に 厳しいだけだったようです。
やさしく 人らしく生まれたかった。ただ この歳になってもそれが感じれるようになったこと、すべてに感謝です。非難することも正論を語ることも生まれるものはない・・いえ失うだけですね。せめて残る月日を知った「とても大切なもの」といつも一緒にいきて行ければ十分です。
ありがとうございます。

2011/3/31  17:07

投稿者:ゆかりママ

RIKOさま

コメントありがとうございます

27年連れ添ってこられた間に垣間見る事のなかった
ご主人の感性を見つけられて
愕然とされたのですね
(>_<)

今の日本と同様
封印されていた事が
個人レベルで表に出てくるのかもしれないですね

でもそれは
この先
必ず良くなるための
過程だと思っています

きっとRIKOさんの
本当の幸せを見つける
きっかけの一つかもしれないですね

2011/3/31  7:28

投稿者:RIKO

詩なので

個々に感じ取ることや 解釈は違うと思うのですが(違ってていいと思う)
主人が(ACのCMを見て) 「此の詩の意味が わからない。」
と 言ったのを聞いて 愕然となりました。
私は そういう人と27年間も夫婦をしてきたのだ。と。
ショックでした。
死ぬまで一緒にいようと思っていましたが…自信がなくなりました。。。

2011/3/24  16:25

投稿者:ゆかりママ

いなふんさま
はじめまして♪

コメントありがとうございます。

引用ありがとうございます
金子みすずさん
全ての詩は

優しく
おおらかで
全てを包み込む

それでも
哀しくもあり
切なくもある
逃れられないすべての命の繋がり

お互いが許されているからこそ存在する命

生きとし生けるものお互いの存在を思いやりながら生きる事の大切さを

柔らかな言葉の音で
思い出させてくれますね

優しい音が広がりますように…

2011/3/24  11:13

投稿者:いなふん

はじめまして!

この詩、かなり引っかかってました。
この分を読んで、更に深い詩だなぁと思いました。
自身のブログに引用させてください


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