2017/8/12

鍛えることの重要性 合気道ができる体を作る  合気道家向けのウエイトトレーニング

鍛えることの重要性 合気道ができる体を作る

ここでは、趣味として楽しむことを目的とした合気道ではなく、本格的な武道としての合気道を目指す場合について話しています。

楽しむための稽古であれば、運動の負荷を軽くした稽古を行う事は決して悪いことではありません。
生涯学習の一環として意義がある事だと思います。ですが武道として本格的に行う場合には、足腰の強さは重要となってきます。

合気道では、技術偏重で肉体的な鍛錬を軽視する傾向があるように思います。

勿論、技術は重要ですし、しっかりと向上に励むべきだと思います。
ですが、いかに技術が優れていてもそれを体現する体が出来ていなければ、理想的な技術でも体現しきれないという事もありえます。

例えば、技術と体はパソコンのソフトとハードの関係のようなもので
いくらソフトが優れていてもハードのスペックが低くては満足に動くことが出来ないでしょう。

昔から合気道の体は合気道の稽古で作るという考えもあり、一理はあるとは思いますが、
現在合気道に入会してくる方の中には、運動を全くしたことがない方も多くいらっしゃり、
そもそも筋力不足で合気道の基本姿勢(構え、すり足動作、回転動作、体捌き)自体が満足にとれない人も多いです。

動きを理解していない事や体軸が出来ていないなどの技術上の問題以前に、
自分の体を日常生活でぎりぎり支えられる程度の筋量しかないため、基本動作の回転やすり足などの負荷のかかる動き自体が満足にできない場合が多く見受けられます。

つまりは合気道の稽古をまともに行うための筋量が足りていないと言えます。
一般的な基本動作や伝統的な型稽古を行うための「合気道に取り組める体」が出来ていないのです。もちろん、基本や型稽古すら満足にできていない体では、実際に戦う際のコンタクト(接触)のある組手や試合、ひいていえば護身に足る体には、ほど遠いと言えます。

体にかかる負荷は
日常生活<合気道の基本や型<実際に相手とのコンタクト(接触)のある組手・試合・護身
となります。

筋量が足りないせいで基本や型が正しい形でできなければ、型の技術習得の妨げにもなります。
また、組手で打たれたり投げられたりした際の怪我の増加にもつながってしまいます。
つまりは、まともな技術向上につながる稽古が出来ないのです。

一説には合気道は打撃を捌くので肉体の耐久性はいらないと言う考え方もありますが、打撃を全て確実に捌けるのは達人や上級者などのほんの一握りの人間の話であり、また、そういった上級者に至る過程には、肉体的な耐久性も必要と思います。そもそも最初からすべて打撃を捌ける実力があるのであれば、護身のために合気道を身に着ける必要性も薄いのではないでしょうか。

例えば、自由組手で打撃の捌きを稽古する際に、体が出来ていない事により、相手の打撃をもらう都度体を痛めていては、まともな技術自体が習得できないでしょう。(グローブやボディープロテクタを付けるなどの安全対策をしたうえで)

勿論、長い期間(数年単位)と繰り返していけば、基本動作自体が自重を使ったウエイトトレーニングや体幹トレーニングの要素があるため、足腰が鍛えられて基本動作や型の動作が出来るようになってきます。(動作が高いレベルでできるというわけではなく、筋力不足が解消されてまともな姿勢がとれるようになる位ですが)

ですがこれをウエイトトレーニング(マシンやフリーウエイト)と併用して肉体作りを進めていけば、週1回〜2回のトレーニングを3カ月〜半年行えば、少なくとも合気道の基本動作や稽古に問題なく参加することが可能な体を作ることが出来ます。(技能習得が出来るという訳ではなく、少なくとも正しい形が取れる体が作れると言った最低限のレベルですが)
結果として技術習得自体も早く可能となります。
勿論、より重要なコンタクトのある戦いに耐えられる体を作るには、さらに継続が必要です。

自分の体を満足に支えられないという事は、体重が60キロの人であれば、60キロの負荷に自分の足が耐えられないという事ですので、スクワットなどの自重トレーニングは負荷が強すぎる可能性があります。ですので強い足腰を作る補助鍛錬としてまずは、レッグカールマシーンやレッグエクステンションマシーンを使い鍛えてください。マシーンであれば自分に適切な負荷から始めることができます。

まずは、1セット15回〜20回行うともうできない限界となる重さで行ってください。それを3セット行います。3セットが問題なく正しいフォームでこなせるようになってきたら、重さを上げて鍛えていけばよいと思います。回数を増やすのではなく、1セット15回〜20回で限界になるように重さを上げてください。

※中上級者になると5回〜10回が限界となる重さで行う場合もあります。
※回数は目安です。回数を多く行う事が目的ではなく、鍛えることが目的なので正しいフォームで追い込んで鍛えていれば、15回行かなくても良いです。回数をこなそうとフォームを崩す方が良くないです。

また、トレーニングは毎日行わず、2日は開けてください。鍛えた体には回復期間が必要です。
※曜日ごとにトレーニングする部位を分けて毎日鍛える方法もありますが、上級者向けです。

自重の60キロが支えられないのであれば、それより軽い負荷でできるマシーントレーニングから始めて、徐々に重さを上げていけば自重を支えられる体を早く作ることが出来ると思います。

そして自重を支えられるようになれば、基本動作やスクワットも併用しさらに足腰を鍛えていきましょう。

ごく基礎のウエイトトレーニング法ですが、参考までに紹介しました。
(より専門的なトレーニング法は、ジムでトレーナの先生に伺ってください)

具体的な合気道向けのトレーニング法は後日プリントにて配ります。


補足 ※ウエイトトレーニングはあくまでも「補助鍛錬法」です。合気道の基本の鍛錬法は、「基本動作、素振り(剣、杖)、柔軟」です。




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179センチ 98キロ 上腕43センチ

※上腕は最初41センチと書きましたが、ベルトとメジャーを使い正確に測ったところ43センチでした。
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