日本と台湾  林とこころ

春分の日はお彼岸の中日で、先祖をおもんぱかる契機にするのだと言います。

普段考えたこともなかったのですが、彼岸という言葉は確かに仏教的な言葉そのもので、

墓を持つ人ならば早々にスコップをもって雪はねに行くのを思い出した。

夕方のニュースもそんな風景を描いていた。



その春分の日、ちょっと微熱があって終日養生していた。このところ、台湾の歴史に

関心を寄せていて、今日は熱でうすぼんやりしながら加瀬英明氏の同名の新書を

読んでいた。微熱の養生は、ちょうどよい、心穏やかさだ。



中に、終戦の日に台湾から引き揚げる日本兵数百人に対して、台湾の盲人が

呼びかけた言葉が紹介されていて、胸が詰まった。

「・・・私は台湾の一盲人であります。私は日本が私たち盲人にまで教育を

してくれたことを感謝しているものであります。みなさんは故国に帰ってから、

さぞ苦労されることと思いますが、台湾にはあなた方に感謝している盲人が

いることを忘れないでください。」


(台湾協会発行「台湾引上史ー昭和二十年終戦記録」から引用されている)。



日本は台湾を50年、朝鮮を35年統治していたわけだけれども、鉄道などの

インフラと教育とに国家予算を削って投資してきた。反日に凝り固まって

慰安婦像を設置するような動きにばかり目を見張っていると歴史を見誤る

ことを教えている。わたしは日本人の先人の精神とこころ配りに誇りを

持たざるを得ない。メディアと教育が取り上げてきた日本像とバイアスには

暗然とするが、日本の時代が来つつあることも一方で静かに予感している。




雑木林&庭づくり研究室
http://hayashi-kokoro.com
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