伊良部の海のこんな色を、「
イラブルー」と呼んだりします。
それにちなんで「
イラブレッド」と書いてみたら、
パン

馬

みたいになったのでやめました

。
そんな
伊良部島レッドの
ローゼル。
先日来収穫作業に集中していたので、あっという間に家の2台の業務用冷凍庫が

になってしまった今日この頃。

収穫は休んで種まきでもするかなーと畑に着いたら、雨が降ってきて車から出られず。。。

一休みだねー

と新聞を広げると、
おやっ。何やら「
宮古島の植物から開発された最新天然染料による染色について」の講演会のお知らせが。

本日午後。
ハーブベラ畑染工房としましては、こりゃー行くしかないですね。
会場の「青少年自然の家」には、宮古上布関係の方々を始めおおぜいのお姉さまがたがすでに集結し、
熱心にお話を聴いていました。
講師の
木村光雄先生は工学博士で、
日本染色文化協会の会長を努める染色学の大家。
会場脇を芝刈り機が走り回ろうが、頭上を飛行機が横切ろうが、
あまりに専門的な話にお姉さまがたが目を点にしていようが、
あくまでご自分のペースでニコニコと語り続けるお姿がいかにも学者さんの風情で、
とてもほほえましいというか

。
「
新万葉染め」という新しい染色方法についてのお話と実演。
従来の草木染のように植物を煎じ出す方法では抽出効率が悪い。
植物をミクロパウダー状に加工することで、色素を効率よく抽出し、
経費も環境負荷も抑えながら、しかも鮮明な色に染めることのできる染料を開発した。
といった内容でした。
詳細は⇒
カワバタプリントさんへ
実演でも
マリーゴールドの黄色、
ベニノキのピンク、
一瞬にして劇的に染まるのを目の当たりにして、お姉さまがたの大歓声。
あたくしなんかも1枚のストール染めるのに3日も4日もかかって、
つくづくエコじゃないな〜とは考えていたので、
おおっ、
これはすげえっ
と感動しちまいましたよ。
新しい染料は混色も容易なので、赤・青・黄の三原色が重要になる。
黄色はマリーゴールドの色素が鮮やかでいい。
宮古島の気候なら一年中栽培可能だろうから、こちらで契約農家を募ってプロジェクトが展開できないだろうか。
という流れで宮古島へいらっしゃったらしいです。
その辺の話は夜の懇親会へ続く。でも伊良部島民は船の出るうちに帰らねばならず。。。
ところが翌日、
カワバタプリントの社長さんを畑へお誘いしていたところ、
木村先生もご一緒においでくださって、こりゃびっくり。
思いがけず、なんだかんだと貴重なお話をうかがうことができました。
黄色はマリーゴールド、青はまあ、藍(タデアイは色素が少なくて効率悪いから、インド藍を植えるといい、ということでした)。
赤は、ベニノキは宮古にないから、、、
「先生、ヤエヤマアオキ(ノニ)はありますけど」
「いや。それよりこの
ローゼルや」
未知の植物を前に、なにやらファイトを燃やされた様子・・・
「これね、アントシアニンやけど、普通のアントシアニンの色やないね。何か染め方があるはずや」
で、マリーゴールドは
宮古島イエロー、ローゼルは
伊良部島レッドという名前でどうやろ。
・・・うわー、ベタなネーミングありがとうございます〜。
うちの畑のローゼル、3種類が育っています。
99%はおなじみの品種だけれど、
一畝ずつ試験的に植えてみた、早咲き品種のこいつら。
赤いのなんて飴細工みたいで、
すっごいキレイ
。
お茶にしてもすっごいキレイな赤。
だけど、飲んでみるとこれが
すっごい味気ない。
なんか単なる
クエン酸溶液を飲んでる感じで、だんだん苦痛になって

腹が立ってきて

。
こんなに癒されないハーブティーってあり得るかしら

、ぐらいに。
(「
ハイビスカスティー」の名で市販されている安いローゼルティーも、そんなの多いと思いますよ)
色の濃さを生かして、今年の
ローゼルシロップはこっちで作る計画もあったけれど、
やっぱりおいしくないと話にならないし。
何かいい使い道はないものかと思案していたのでした。
いっそ染料として使えるのなら、あたくし的にはとてもステキなこと。
「なるべく濃い色のがいいね。まずは色素成分を突き止めて」と黒紫のローゼルのほうを、先生お持ち帰りになりました。
というわけで
伊良部島レッド。
どんな展開になるのか、すっごい楽しみですう〜

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