今週は畑のほうに高校の実習生さんが入る予定だったのですが、
先方の都合でキャンセルになり。
行けないと思っていた宮古本島のイベントに出かけることができました。
Book Cafe Breatheさんの「
染め展」。
こんな感じで・・・
ハーブ染めストールも、素敵にディスプレーしていただいてました。
うちのコじゃないみたいです〜
と眺めていたら・・・
Breatheさんのオシャレな店内に似つかわしくない、
何やら妙なニオイが漂ってる。。。

建材?塗料?とクンクンしていたら、
どうも
ベニバナのニオイらしい。
この日は京都から「
手染メ屋」の
青木正明さんを迎えて、
紅花染めのワークショップ。
青木さんといえば気鋭のイケメン染色家ということで、
あたくしかねてから興味があったのですが

、
なんと
岩切エミさんの、昔からのお友達だったのですね。
今回の染め展は、彼の来島に合わせて企画されたイベントでした。
ホント言うと畑仕事に集中していたい時期ではあったのだけど。
おとーさんに「勉強も大事だから」と半ば強制的に参加させられ。
でも、行ってよかったです。
エミさんのお友だちは皆さん魅力的なかたばかりだけど、
青木さんもまた「
どうしても紹介したいの〜
」と仰ってたほどの、エミさん自慢の弟。

染めの職人というよりは好奇心旺盛な科学
少年といった風情で、人懐っこくサ−ビス精神あふれるお兄ちゃんでした。
集まった20人以上のお姉ちゃんやら昔のお姉ちゃんを前に、
紅花の歴史や染色のメカニズムや邪馬台国やいろんなことを熱く語り続け。
ほぼついていけないんだけど、まあ可愛いからいいわ〜

と昔のお姉ちゃんたちはとりあえずニコニコと相槌を打つのでありました。
(ゴム手袋つけて水作業なので、ワークショップ中の写真は撮れず・・・
見学のおとーさんが撮ってるかなあ)
前もってザクロで下染めしてあった黄色い手拭いに各自柄を入れ、
だしパックに入れた紅花をアルカリ水で揉み出した抽出液に浸して染めました。
出来上がりはこんな色。
下染めしておかないと青木さん曰く、
「
恥ずかしいピンク」になってしまって使いにくい。のだそうです。
テーブルの上には柄入れ用に大豆と輪ゴム、豆絞りの準備がされていましたが。
あたくしどうも、あのよくある丸い絞り柄って嫌い・・・なんとなく「恥ずかしい」。
これは絞り染めというより「
縛り染め」で簡単にやってみました。
紅花染めというのは火を使わずお手軽にできるということで、
ワークショップ向きですね。
でまた、
宮古島にはない植物だから珍しくて喜ばれるだろう・・・
という青木さんの思惑だったようですが、
「
ありますよ、昔から
」と昔のお姉ちゃんがそのとき勝ち誇ったように一言。
そうなんですねー、
過去ログでも触れてますが紅花は何しろ、お隣
多良間島の村花。
あたくしなんか
自ら育ててますのよ
。とさらに勝ち誇ってみる。
ちなみにこれは
パルダマの花。似てるけど、染まりません。
そうそう、ニオイの話で。
パルダマの花は咲いているときからかなりの悪臭です。
腐った鶏糞肥料かなんかみたいな。
でも紅花畑でそんなニオイって気にならなかったけど、なんだこの会場に漂うものは。
と思ってたら謎が解けた。
中国産の安価な紅花、これがクサいらしいのです。
染めでは熱を加えないからまだマシで、たとえば濃く淹れたベニバナ茶などは「
この世の終わりのようなニオイ
」とまで言われたりしています。
なにそれこわい
山形の由緒正しい紅花をワークショップで使うとなると、一人4000円ぐらいになってしまうので・・・と後で聞きました。
だって紅花を収穫するって、血と涙のにじむ作業だもの

。紅花染めの赤は、半分は乙女の指の血の色だとも言われます。せめて高く売れなきゃね〜。
それでも生産者の手取りなんて、労力にはとても見合わないものなのでしょうけれど。
さて、11月は紅花播種の季節。
春に泣きながら採取して選り分けた大量の種で、
思い切った面積に植えてみようと思っています。また泣きながら収穫するのさ。
染めの方は寒くなってから。
寒くなりにくいけど
寒い方が、色がいいらしいので。
氷水で色を揉み出して泣きながら染めてみたい、
めっきりMな今日この頃のあたくしでした。
青木さんへ業務連絡。
多良間の紅花については、こちらなどをご参照くださいね。
→
ぬぬぬパナパナ

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