変な台風が通り過ぎましたね。

先島方面も少しは影響があるかと思いきや何事もなく、
無風状態の熱帯夜が続く伊良部島です。
台風の風で、福島からの放射性物質が西日本一帯に降り注ぐという予想をドイツの気象局が出してましたが、実際どうだったのでしょうね。
国内の情報が少なすぎます。。。
正しい情報、大切な情報をみなさんが求めている中で、
どーでもいい情報はじゃまになるだけだという思いでブログ更新を遠慮しています・・・

(ほんまかいな)
そんな今日この頃ですが、久しぶりに染めのネタがあったので。
って、自分の染めじゃないんだけど。
宮古島に
川満信子さんという染織の先生がいらっしゃいまして。
なんと!
ハイビスカス染めの特許を取得されています。
あたくし
ローゼル染めでさんざ苦労してますからね〜。
で、そのかたの作品展があるというので、先日出かけてきました。
大勢の見学客で写真が撮れなかったので、
宮古新報さんに画像をお借りしときます。
左手の作品のピンクっぽい、紫っぽい色が、ハイビスカスの花びらの色だそうです。
なるほど、鮮やかに美しく、これが特許をとった技術なのですねー。
そうなると特許の中身というのに興味津々なわけですが、
あんまり詳しく聞くのもアレよね〜と遠慮していたわけですが、
考えたら特許というのは、内容が一般公開されているのですよね。
ご本人もにこにこと、いろいろ教えてくださいました。
わかったのは、まあ特許といってもそんなに特殊な技術ではないということですね。
媒染剤は使わずに、塩や酢で色止め。
普通のいわゆる花びら染めとどう違うのかと思うくらいですが、
キモはどうやら、
染めた後に洗い流さずにそのまま干すことのようです。。。
アントシアン色素は繊維に定着しにくいので、
きれいに染まったなーと思っても水洗いでみごとに流れ落ちてしまうのが悲しい・・・
だから洗わなきゃいいのよーと言われるとまさにその通りなのでしょうが・・・
いやー、だって洗わないと・・・
川満さんのお仕事は糸を染めて、織って、袋物製作。
袋物ってまず洗ったりしませんものね。
だからそれも成立するのだなーと納得。
まあ、あたくしはあたくしの染めを試行錯誤していくだけです。
ローゼル染め、とりあえずこのくらい染まれば上等でしょう。
これらはお嫁に行っちゃってもう手元にないので・・・
また染めて在庫を作っておかないと。
って、オーダーでも入らないとやらないだろうなあ。
そろそろ染め屋に戻りたい。