4月13日 スポンサーホースのゴールドクレスト号が亡くなりました。

4月12日朝 いつも群れの仲間たちと一緒に過ごしているゴールドが、放牧地の上の方で一頭だけで立っていました。
様子がおかしいと感じ近づくと、右前肢に腫れがあり、体重をかけられない状態でした。
すぐに獣医さんに連絡。
水を飲ませ、その場で朝飼をやりました。
水はたくさん飲みましたが、飼いは最初の食いつきは良かったものの、しばらくすると食べるのをやめてしまいました。
9時頃。獣医さんの診察。
「右上腕骨を骨折しているだろう。再起は難しい」との診断でした。(消炎剤を注射)
助けるには手術しかない・・・
以前にも書きましたが、鹿児島大学獣医学科付属動物病院には最新の馬の医療棟があります。ここで手術を受けることができれば、助けることができるかもしれない。
4月12日は日曜日。大学も付属病院もお休みでした。
手術を受けるためには、明日まで何とか立ったままで過ごすこと、そして大学まで1時間強の馬運に耐えなければなりません。
手術をするにしても、厩舎へ連れて行くにしても、ゴールドを放牧地の下まで移動させなければならない。今後のことを協議していると、消炎剤が効いて痛みが和らいだのか、ゴールドが3本肢で下まで降りてきました。そして普段は入らないパドックへ自ら入り、横になりました。
いつも放牧地で自由に過ごしているゴールドが、どうして自らパドックに入ったのか。
(私たちもパドックに移動するのが良いだろうと思っていたのです)
まるで自分の行くべき場所を心得ているようでした。
ゴールドが横になってしまったたこのとき、私たちは手術を諦めざるを得ませんでした。(3本肢で立ち上がるのは困難なため)
獣医さんとスタッフとで話し合い、全員の同意で安楽死を決定しました。
翌朝、ゴールドが現役として頑張っていた乗馬クラブの元スタッフの方2名が、山口県から駆けつけてくださいました。
つい2週間前、みなさんで遊びに来られて、元気に過ごすゴールドの姿を見て喜んでくださったのに。
13日お昼頃、薬を投与しました。
ずっと可愛がってくださった元スタッフの方、そして私たちが囲む中、ゴールドは息を引き取りました。
ゴールドの遺体は宮崎大学獣医学科へ運び、解剖をしていただきました。
骨折の箇所は右上腕骨・骨幹部。とても太い骨です。
かすり傷程度のほんの小さな外傷で、どうしてこんなに太い骨が折れてしまったのか。
ゴールドがいた放牧地は事務所周りの開けた放牧地で、森はありません。
あの朝から、スタッフそれぞれが放牧地を何度も歩き、原因となりそうなところ、立ち入ったような跡、暴れた跡、壊れた牧柵がないかを探して周りましたが、どこにも見つかりませんでした。
解剖をしてくださった教授からゴールドは骨がもろくなっていた(骨粗しょう症のような症状)と後日報告がありました。
トラストでは飼料の中にカルシウム・ミネラル剤を入れていますが、人間と同じように馬も年をとると骨がもろくなってくることがあるようです。
骨粗しょう症の人が少しのはずみで骨折してしまうことがあるように(外傷がないことから)25歳と高齢のゴールドも同じような状況が起こってしまったのかもしれない・・とも考えています。

ゴールドがトラストスポンサーへ来たのは昨年10月18日。
厳しい冬を乗り越えて、やっとぽかぽか暖かい春がやってきたというのに・・・
とてもマイペースでふわっとした存在感だったゴールド。
彼らしく、のんきに もっともっと長生きしてほしかった。

あの日、彼に何が起きたのか。骨折の原因となった場所はどこだったのか。
はっきりとしたことを掴むことができず、今ここで暮らす馬たちが同じように危険な目に合わないように改善すべき点も見当たらない。
今も、何度周っても、何故?どこで?という疑問が消えません。
私たちが一番したくなかった、とてもとても悔しいご報告となってしまいました。
高齢の馬を飼う、ということは若馬ではないようなこと、ない症状もたくさん出てくるのだ、ということを改めて叩き込まれました。
ゴールドの遺骨は、ゴールドと仲が良かった馬たちをずっと見ていることのできる丘の上に埋めたいと思っています。

ゴールドを支えてくださったスポンサーの皆様、トラストを応援してくださっている皆様をがっかりさせてしまう悲しいお知らせになってしまい、申し訳ございませんでした。
これまでゴールドを見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

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