2006/9/4
今回は、先回などの作品と比べてあえて「雑」な仕上げを選択しています。「雑」といいますか、製作の際にできる刃物のあとを、サンドペーパーで落としきらず、所々に残している〜という感じです。
綺麗になめらかな曲面のみで仕上げると、これぞ木工クラフト!的な作品になります。今回は、あえて刃物跡や、仕上がりムラを残しています。
各部分ごとのパーツの成形もかなり荒削りなもので、ぱっと見にも、各部材ごとで、大きさ、かたちがまちまちなのがわかります。
綺麗に丁寧に1つ1つのパーツを仕上げ、各パーツの形状も高い精度で加工していけば、多分、とてもきれいなまとまりのある作品が出来上がるでしょう。しかし、そのような面での精度を上げれば上げるほど希薄になってしまうのが、手作りの工芸品の味わいとでもいうのでしょうか…?
作品の中にある「動き」や「躍動感」というようなもの。個性的な各作品が持つ存在感が希薄になってしまう〜という事もあります。これもサジ加減の問題なのでしょうが、このあたりのニュアンスの出し方が作家の作風というものなのでしょうね。
今回は題材が「生き物」であり、作品にはあくまで「動き」や「生き物の存在感」を感じるようにしたかったんですが…このような試みはまだまだ続きます。
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