2006/9/21
「ハンディールーターの使い方(7)」
ツールあれこれ
ひさびさにハンディールーターの話題を…
最近は、彫刻、造形〜といった試行錯誤をしている当工房です。以前と比べて、木工機械を使う用途が少なくはなっておりますが、コレはコレ。作るモノが変わってくると、また、道具の使い方も変わってくるのは当然のこと。
今日は最近、僕が多用しているハンディールーターを使った作業の紹介です。先だって紹介してきたこの機械の使い方の「応用編」といった感じでしょうか。
今回紹介するのは「テンプレート」による、欠き取り・成形加工です。
写真では、中央の2×材が段々に欠き取られているのがわかると思います。
見てもらってすぐわかると思いますが、加工材を台の上に固定し(この写真ではボルトを使っています)、テンプレートを加工材の上にのせて、その上からハンディールーターで「ならい加工」をしています。
もっとわかりやすい写真を出すとこんな感じ↓(セッティング)
この作業での長所は、加工材にテンプレートに合わせた、任意の形の段加工、溝突きができることです。先だって写真を紹介した恐竜にも、この加工が使われています。
この加工のポイントは、加工材をしっかりと台に固定すること(ボルトやクランプによって固定する)。ルーターでの欠き取り作業は数ミリずつ、じょじょに掘り進めて行くことなどが挙げられます。
加工精度は、テンプレートの剛性に多分に左右されます。ルーター自体も手持ちで使いますから、加工精度はあまり高いとは言えません。このあたりは、自分の必要とする精度と相談して、加工方法やテンプレートの素材を工夫したらよいと思います。
精度を上げるには、
1、テンプレートの合板を厚いものを使う(写真では12o厚を使っていますが、少なくとも15o以上。18oくらいが妥当と思います。まあ、用途に応じて〜といったところ)。
2、ルーターの動きが安定するよう、テンプレートの表面を広くする(写真のテンプレートはホント必要最小限のサイズですから、あまり参考になりませんね(汗))。
3、曲面などの加工ではどうしても「逆目(さかめ)」になってしまいますから、機械にあまり強い負荷をかけないよう、少しずつ掘り進めていく。
〜といったところでしょうか。
この加工はルーターにガイドブッシュを取り付けて作業します。また、使用するストレートビットを「プランジビット」にすれば、加工材の中央からでも作業が可能です。
最後に1点、加工材の固定が甘いと、加工材がルーターの刃にとられて動いてしまいます。最悪、大怪我にもつながりかねませんので、気をつけましょう。
これらの作業も、大型のルーターマシンとかあるといいなーなんて思うのですが…無いモノはしょうがないんで…
いまある機械を有効に使って当工房は「工夫」と「妥協(?)」でやりくりしております(笑)。
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