2006/10/17

ぼちぼちと、全景が見えてきました。まだ、確定ではありませんが(ほぼ確定していますが)、あとは、黒の丸頭釘で目をこさえて、各部をネジで固定(軸回転はします)。着色塗装で完成です。ちなみにこの写真ではまだ各パーツはネジで固定はしていません。
この固定の為のネジを探しに、今日は金物を扱っているお店をはしごしてまいりました。ありそうで、なかなか思ったものが無いものでして…
さて、木工屋にとって「ネジ」というのはとても重要なものでありまして、まさに、いろいろな意味で重要なものであるのです(なんか変な表現)。
強度を得る道具〜という意味合いもあるのですが、この「ネジ」との付き合い方=「木工家としての方向性(モノ作りの方向性)」として語られる場合が往々にしてあるからです。
僕の主観としては、やたらこだわっているのは作り手の側だけで、一般ユーザーにはそれほど強い思い入れは無いように思うのですが…(一部にはこだわるお客さんもいますよ)でも、やはり、「ネジの使い方には「節操」が必要だ〜!」と言われるのがこの業界内にある不文律では無いでしょうか?
…ちなみにここでいう「業界」とは、「無垢の木」や「工芸的木工」、こだわりのあるモノ作り、自然系、個人工房etc…といった、スタジオファニチャー、昨今の工芸的な木のモノ作りをしている、木のモノ作りの中でも、限られたごく1部のお話です…
よく、木工家具のうたい文句に「釘やネジを使わない、木組みで作られた〜」というフレーズを聞きます。これは、パーツパーツに、「ほぞ」と呼ばれる加工をほどこして、家具を組み立てていく伝統的な木のモノ作りの方法です。
逆に、ネジを使ったモノ作りとは、各パーツパーツを木ねじでもって「ガガガッ」と固定していくモノ作りです。わかりやすいところですとカラーボックスとかネジ木工の代表ですよね。
ネジ木工なら、パーツの位置を合わせて、その上や下、横から(時には斜めから)ネジでガガッと固定していけばモノのカタチができます。
しかし、ほぞ組みの木工では片方のパーツに穴(ほぞ穴)をあけて、そこの穴に突き刺さるようにもう1つのパーツの端部をほぞ加工しなければいけません。で、ほぞ加工がすんだら、やっとそこを組み立てて…と、なんともネジ木工に比べてしちメンドクサイ作業が必要なわけです…
ちなみにコレ(ほぞ組み・木組み)は業界でいう「マジメなモノ作り」という表現がされます。フム。確かに、手間かかってますし、昔ながらのやり方です。つまりマジメ(?)。
逆を言えば、ネジでガガガッのモノ作りはよく言えば効率的。悪く言えば「テキトー(?)」なモノ作りとも言われかねないのです。
ちなみに、この「ほぞ」=マジメ 「ネジ」=テキトー というモノ作りの評価も、こと木工において、木の性質なども考慮した結果、そのような結論にいたる〜という側面があるのですが…
ふと、ネジについて考える事がありましたのでちょっとしばらく、ネジについての考察をしていきたいと思います…(いつもながら最終的にどうまとまる事やらですが…)
ちょっと長くなりますので、次回に続きます。
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